
結論から言うと、
XMがベストかどうかは、トレーダーの力量にもよります。
以下のポイントを抑えながら、詳しく解説していきます。
XMではスキャルピングが禁止されていない
XMでは、短時間で売買を繰り返すような
「スキャルピングトレード」が許可されています。
XM公式サイトの「よくある質問」の項目でも、以下のように回答されています。


XMの「よくある質問のページ」へ
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 長期トレード
スキャルピングとは、ポジションの保有時間は数分から数時間程で、1回あたり1Pips~10Pips程の利幅を狙うトレードスタイルです。
1回あたりの利幅は小さいですが、
一日の内にチャンスがあれば何度もトレードを繰り返す事で、利益を積み上げていくスタイルになります。
ポジションを持ち越す事が無いので、急な価格変動に巻き込まれることが少なく、損失幅も小さい点はメリットですが、
一度に大きく利益をとる事は難しいと言ったデメリットがあります。
逆にスイングトレードや長期トレードになると、ポジションの保有時間は数日から数か月になる事もあります。
保有時間が長い分、値幅は数十Pips~数百Pipsを狙う事が出来るトレードスタイルになります。
当然狙う値幅が大きい分、マイナスの幅も大きくなりますので、損失額も大きくなってしまいます。
このように、どのスタイルにもメリットやデメリットはあります。
ポジション保有時間 | 利幅(Pips) | |
---|---|---|
スキャルピング | 数秒~数十分 | 1~10 |
デイトレード | 数十分~数時間 | 10~100 |
スイングトレード | 数日~1週間 | 100以上 |
長期トレード | 数週間以上 | 数百以上 |
「XMでスキャルピングをすると口座凍結される」は本当?
「XMでスキャルピングをすると口座凍結される」という噂がありますが、これは間違いです。
スキャルピングトレードは短時間で多くのトレードを行う為、サーバーに大きな負荷がかかります。
サーバーへの負荷がかかり過ぎると、他のユーザーのトレードにも影響がでてしまう可能性もあるので、
業者によっては禁止されている場合もあります。



口座凍結となり、トレードが出来なくなってしまったり、出金が制限されてしまったりしてしまいます。
スキャルピングを行う場合は、スキャルピングを認めているかを業者ごとに必ず確認するようにしましょう。
XMではスキャルピングを正式に認めていますので、安心してスキャルピングを行う事が出来ます。
XMがスキャルピングに向かないと言われるワケ
「XMはスプレッドが広いからスキャルピングには不利」と多くの情報サイトで書かれています。
確かに、XMは日本国内のFX業者や、他の海外FX業者と比較するとスプレッドが広い傾向にあります。
例として、代表的な海外FX業者のドル円のスプレッドで比較してみます。
海外FXブローカー | ECN口座の平均スプレッド | 取引手数料 | 平均取引コスト |
---|---|---|---|
XM | 0.1pips | 1.0pips | 1.1pips |
TitanFX | 0.33pips | 0.7pips | 1.03pips |
LAND-FX | 0.2pips | 0.7pips | 0.9pips |
AXIORY | 0.4pips | 0.6pips | 1.0pips |
Tradeview | 0.3pips | 0.5pips | 0.8pips |
表を見ると、XMのECN口座(ゼロ口座)は他業者にスプレッドの面で劣っていると言えます。
しかし、ある裏技を使うことで、XM Zero口座の取引コストを大幅に抑えることができます。
それは、「キャッシュバックサイトを利用する」という方法です。
キャッシュバックサイト経由で口座開設をすることで、取引をするたびにロット数に応じたリベート報酬が受け取れます。
今回は、大手キャッシュバックサイトの「tari tari」経由で口座開設した場合の、
「リベートキャッシュバックを含めた実質スプレッド」を比較してみました。
海外FXブローカー | 平均取引コスト | 1lotあたりのキャッシュバック | キャッシュバック適用後 |
---|---|---|---|
XM | 1.1pips | 0.45pips | 0.65pips |
TitanFX | 1.03pips | 0.12pips | 0.91pips |
LAND-FX | 0.9pips | 0.085pips | 0.815pips |
AXIORY | 1.0pips | 0.08pips | 0.92pips |
Tradeview | 0.8pips | 0.2pips | 0.6pips |
このようにリベートキャッシュバックを適用すると、
XM Zero口座を利用した時の実質スプレッドは大きく抑えられることがわかります。



以上のことから、「XMはスプレッドが広いからスキャルピングに向かない」とは言えないと私は考えます!
XMで利用可能なキャッシュバックサイトについては、下の記事で詳しく解説しています。


スキャルピングに重要なのはスプレッドだけじゃない
スキャルピング向けの口座を探そうとすると、どうしてもスプレッドに目が行きがちですが、
「スプレッドの狭さ」だけを基準にFX業者を選ぶのは危険です。
いくらスプレッドが狭くても、思い通りに約定しなかったら低スプレッドの意味がないですし、
そもそも出金拒否をするような信頼性の低い業者では安全に取引ができません。
「レバレッジが高く、追証のない海外FXでスキャルピングがしたい」というように考えている方は、以下のポイントに注意してFX業者を選びのがおすすめです。
- FX業者の信頼性が高いか
信頼性が低い業者を利用すると、出金拒否されたり、顧客資金を持ち逃げされたりします。FX業者の信頼性は「金融ライセンスの有無」や「営業年数」が一つの判断基準になります。 - 取引スペックが高いか(スプレッド/約定力/ロスカット水準/最大レバレッジ)
取引スペックは売買回数の多いスキャルピング取引では最終的な利益に大きく影響します。
ここで注意すべきなのは、スプレッドの狭さだけでなく、約定力やロスカット水準、最大レバレッジなども考慮して業者を選ぶということです。 - ECN方式で取引ができるか
ECN方式というのは、インターバンク直結型の取引ということです。注文をFX業者が呑むという形ではなく、インターバンクの他のトレーダーの注文とマッチングする形で最も透明性が高い取引方式です。
XMは「信頼性」と「取引スペック」の面で、他業者と比べても高い水準にあるので、私はスキャルピングトレーダーにも自信をもってオススメしています。
XMは各国の名だたる金融ライセンスを複数取得しています。XMの取得している金融ライセンスについては、以下の記事で詳しく解説しています。


また、取引スペックの面でも優れていて
- レバレッジの高さ
- 約定力の高さ
- スプレッドの狭さ
- ロスカット水準の低さ
の4点においてバランスの良い業者と言えます。
XMはスキャルピングトレードに必須の「高い約定力」を持っている
FXでは注文を出した価格で約定せず、価格が滑ってしまう「スリッページ」と呼ばれる現象が起きる事があります。
数Pipsでもずれて約定してしまうと、小さな利益を積み重ねるスキャルピングでは致命傷となりかねません。
こうした事から、スキャルピングをメインで行うトレーダーにとって、スプレッドの狭さだけでなく、約定力が高いことも重要と言えます。
XMでは約定力の高さに定評があるので、スキャルピングでXMを利用しているトレーダーも多くいます。
約定力とスピードは、トレーダーの注文の99.35%が1秒以内に約定するという実績がその証明となっています。
こうした約定力の高さは、NDD方式(ノンディーリングデスク方式)や独自のインフラ設備に力を入れているからこそ実現できるものです。
FX中級者~上級者であればTradeviewもおすすめ
インターバンク直結型の完全なECN方式を実現している業者は多くありません。
XMもシステム上でECN方式のような「生スプレッドでの取引」を再現しているだけであって、完全なECN方式ではありません。



TradeviewはcTraderというECN取引を前提に開発された取引ソフトが利用可能です。



しかし、さらなる取引環境を求める中~上級者トレーダーに適した業者と言えるので、
「XM Zero口座」→「TradeviewのcTrader口座」
というようにステップアップする形で利用するのがおすすめです。
XMでスキャルピングをするのに適した口座は?
XMには4種類の口座タイプがあります。
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- XM Zero(ゼロ)口座
- KIWAMI極口座
この中で、マイクロ口座に関しては取引サイズが1ロット1,000通貨になりますので、あまりスキャルピング向きとは言えません。
そのためXMでスキャルピング向きなのは、スタンダード・ゼロ・KIWAMI極口座の3択になるのですが、最もスキャルピングに適しているのはKIWAMI極口座になります。
KIWAMI極口座は、2022年10月にリリースされた「取引手数料が無料+スプレッド極狭」が特徴の口座タイプです。
スプレッドだけを見ると一番狭いのはゼロ口座ですが、ゼロ口座の場合は売買時に1ロット(10万通貨)あたり片道5ドルの取引手数料がかかります。
その点KIWAMI極口座は取引手数料が無料で、スタンダード口座と比べてもかなりスプレッドが狭くなっており、これから本格的にスキャルピングにチャレンジする方にもおすすめです。


XMでスキャルピングするときの手数料を比較してみた!
XMで取引時に発生する手数料を比較してみましょう。
今回は、Zero口座の取引手数料をスプレッドに含んだ「実質スプレッド」でスタンダード口座・KIWAMI極口座と比較してみます。
口座タイプ | スタンダード口座 | KIWAMI極口座 | Zero口座(手数料込み) |
---|---|---|---|
USD/JPY | 1.6pips | 0.8pips | 1.1pips |
EUR/USD | 1.6pips | 0.7pips | 1.1pips |
GBP/USD | 2.4pips | 1.0pips | 1.6pips |
AUD/USD | 1.7pips | 1.2pips | 1.4pips |
GBP/JPY | 3.7pips | 2.3pips | 2.1pips |
AUD/JPY | 3.5pips | 1.3pips | 2.0pips |
Zero口座の場合、スプレッド自体は一番狭いのですが、取引手数料が少し割高な印象です。
そのため、XMでスキャルピングトレードをメインに行う場合は、KIWAMI極口座の利用をおすすめします。
XMで取引するならKIWAMI極口座がおすすめ?
上の表だけを見ると、取引コストが抑えられるKIWAMI極口座が一番有利に見えます。
しかし、KIWAMI極口座はXMのボーナスプログラムの対象外です。
入金ボーナスやXMポイントを受け取ることができないので、「大きな資金でリスクを取らず着実に稼ぐ」という用途に向いています。
小さな資金で大きな利益を狙う場合は、ボーナスで証拠金が底上げできる「スタンダート口座/マイクロ口座」の方がおすすめです。



XMではスキャルピングEAを使っても大丈夫?
XMではEAを使用した自動売買は許可されています。
なので、XMでスキャルピングEAを動かしても全く問題ありません。
しかし、XMでEAを稼働させる場合は以下の点に注意が必要です。
- 同一口座以外の両建て禁止
XMの複数口座や、他業者の口座との間の両建ては禁止されています。EAの場合、無意識に別口座で反対ポジションを持ってしまう場合があるので注意しましょう。 - 高頻度取引(HFT)の禁止
XMではスキャルピングトレードは許可されていますが、自動取引ソフトを利用した高頻度取引(HFT)は禁止されています。HFTは、人間では不可能なミリ秒単位での取引を繰り返すことで利益を出す取引手法です。XMではサーバー負荷の関係から高頻度取引は禁止されているので注意が必要です。
XMでのスキャルピングに適した取引手法
XMでスキャルピングをする場合に、おすすめの手法をご紹介いたします。
スプレッドを考慮すると、XMでは「数秒~数分で取引を行う超高速のスキャルピングはおすすめできません。」
5分足でレジスタンスのブレイクを狙う


相場は、上昇トレンド⇒レンジ相場⇒下降トレンドと言った具合に、
上昇トレンドと下降トレンドの転換の際に、レンジ相場を挟みます。
レンジ相場は持ち合い相場などとも呼ばれ、上下に抑えられたレンジの中での値動きが続く状態の事を指します。
その際に抑えられている抵抗線の事をレジスタンスラインと呼び、多くのトレーダーが注目するポイントになります。
多くのトレーダーが注目するという事は、多くのトレーダーが新規エントリーや損切りを考えているポイントでもあるので、
レジスタンスを超えると、価格が大きく動きやすくなります。
ブレイク狙いでは、そのレジスタンスラインを超えて、一旦戻した所でエントリーをする手法です。
図の上側の赤線は、それまで抜け切れずに、何度が跳ね返されており、レジスタンスラインとして機能していた事が分かると思います。
その後、レジスタンスを上に抜けて上昇を開始しました。
ここがレンジブレイクと呼ばれます。
その後、黄色丸部分では、一旦レジスタンスラインまで価格が戻り、再度上昇しています。
この黄色丸部分がエントリーポイントになります。
チャート上ではその後順調に上昇し、横長の楕円辺りで利確が出来ました。
図のようにレンジ相場を見つけたら、
上下に動くまで待ち、抜けた後の戻りからエントリーします。
一度戻りを待つので、エントリー回数は減りますが、ダマシを回避して、勝率を高める事が出来るのです。
移動平均線やRSI等のオシレーター系のインジケーターを組み合わせると、よりエントリーの精度を高める事も可能です。
XMのMT4に入れておきたい「オススメインジケーター」については、以下の記事でも詳しく解説しています。


XMでのスキャルピングで両建てする場合は「両建て解除」を活用しよう
XMでスキャルピングする場合は、
MT4の両建て解除機能を活用することで、スプレッドを抑えることが可能です。
XMでは「新規注文時」「決済注文時」にスプレッドによる取引コストが発生します。
つまり、両建てポジションを解消する場合は、
「買いポジションの決済」
「売りポジションの決済」
と、通常2回の手数料がかかります。
しかし、MT4の両建て解除機能を利用すれば、
「片道分の手数料だけで両方向のポジションを決済できます」
XMでのスキャルピングに適した通貨ペアは?
XMに限ったことではありませんが、スキャルピングトレード向けの通貨ペア選びには以下の2点が重要です。
- スプレッドが狭い
- 流動性が高い
スプレッドが広いと、売買回数が多いスキャルピングトレードでは不利になってしまいます。
また、流動性が低い通貨ペアは価格が急変動したり、思い通りに約定しない場合もあるので基本的には選択しないようにしましょう。
具体的には、XMでスキャルピングをする場合は、
「メジャー通貨」に分類されるようなストレート通貨ペアを中心に選びましょう。
- EUR/USD
- USD/JPY
- GBP/USD
- USD/CHF
- USD/CAD
- AUD/USD
- NZD/USD
XMでおすすめの通貨ペアについては、下の記事で詳しく解説しています。


※『ストレート通貨ペア』とは・・・米ドルが軸となった通貨ペアを指します。
XMのスタンダード口座やマイクロ口座でスキャルピングはあり?
XMのスタンダート口座やマイクロ口座でもスキャルピングは可能ですが、売買回数が増えると取引コストによる損失も大きくなるのでおすすめはできません。
スタンダート・マイクロ口座には、KIWAMI極口座やZero口座にはないXMポイント(XMP)があり、実質の取引コストを下げることもできます。
しかし、XMポイントは注文から決済までが10分以内の取引では発生しないというルールがあります。
取引をするごとに付与されるポイント。証拠金として使えるだけでなく現金化も可能。
そのため、10分以上ポジションを保持する取引スタイルであれば、スタンダート・マイクロ口座でXMポイントを獲得した方がお得ですが、超短期のスキャルピングを行うなら圧倒的にKIWAMI極口座やZero口座がおすすめです。


XMはGOLDのスキャルピングにも対応している
XMでは、通貨ペアと同様にゴールドを最大レバレッジ1,000倍で取引できます。
スキャルピングも認められているため、ボラティリティが高いゴールドは、短期取引にはぴったりの銘柄と言えるでしょう。
またKIWAMI極口座は、メジャー通貨&貴金属でスワップフリーです。
そのため、スキャルピング目的で取引したポジションを翌日まで持ち越す場合も、マイナススワップが発生しませんので安心して取引できます。
なお、XMでスワップフリーなのはKIWAMI極口座のみになります。
他の口座タイプではスワップが発生しますので注意しましょう。
XMでスキャルピングをしているトレーダーの口コミ
XMでスキャルピングをしているトレーダーのツイートです。
MT4の使い勝手の良さや、ZERO口座でのスキャルピングをおすすめするツイート等があり、XMでのスキャルピングの評判は悪くなさそうです。
NYダウのスキャルピングは海外FXのXMのスプレッドが良いらしいと知って口座開設。海外FXの使い勝手を心配してたけどXMで使える取引ツールのMT4ってむしろ国内FXより使いやすい印象。さすが「世界で最も使われてるトレードツール」と言われてるだけありますね。
— まるぼう@投資家&アフィリエイター (@onemorestepyk) August 22, 2019
XMスタンダードとゼロ、どっちがスキャ向きかな。いままでゼロだったんだけどスプか手数料か、どっちを取るか悩みます。。
— ちゅぱ太郎👶@さ~ふ🏄FX📈 (@SSSURFFF) September 18, 2018
円安の方が確かゼロ口座の方が若干お得だったような・・・
— よめさん (@yomenaiugoki) September 18, 2018