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XMのトルコリラ取引が人気!スワップで不労収入は実現できる?

A子さん
XMではトルコリラが取引できるみたいだけど、本当に稼げる?
という疑問をお持ちの方向けの記事です。

この記事にたどり着いた方はもしかしたら、

「トルコリラの高金利を活かしたスワップ投資」に興味があるのではないでしょうか。

A子さん
スワップポイントで長期間安定的に不労所得が得られる!
とよく言われますが、XMでは果たして現実的なのでしょうか。

確かにトルコリラは金利が高いので、ゼロカットがあるXMを使えば、より低リスクで運用できそうですよね!

この記事では、「XMのトルコリラ通貨ペアで現実的に稼ぐ方法」という視点で詳しく検証していきます。

目次

そもそもトルコリラってどんな通貨?

トルコリラはその名の通り、トルコ共和国の現行通貨です。

ユウ
トルコは中東とヨーロッパのちょうど間あります。観光地ではカッパドキアが有名ですよね!
現在、トルコリラはドルやユーロなどの主要な通貨に対して、ずっと価値が下がり続けています。

そのため、トルコ中央銀行では高金利政策を取り、

金融引き締めをして貨幣価値を上げようと努力しています。

これが、トルコリラ取引で多くのスワップポイントが得られる理由です。

ただし、トルコではインフレが止まらず貨幣価値は目減りしているので、

「スワップポイントの利益を為替差損が上回り、結果的に投資が失敗してしまう」ということが多いです。

高金利で魅力的なトルコリラですが、しっかりと戦略を立てて取引をしないと大きな損失を招くという点は、他の通貨ペアと変わりありません。

トルコリラ取引での稼ぎ方は主に2種類

トルコリラ取引での主な稼ぎ方は2種類です。

  • 為替差益を狙ったトレード(キャピタルゲイン)
  • スワップポイントを狙ったトレード(インカムゲイン)

他の主要通貨ペアのように、為替差益を狙ったトレードもできますが、

トルコリラは金利が高く、受け取れるスワップポイントの量が多いため、

「スワップポイントを狙ったトレード」がやはり魅力的です。

新興国通貨で為替差益を狙うトレードはかなり難しい

A子さん
どっち狙いがオススメ?
XMでトルコリラ取引をするなら、

「スワップポイントを狙ったトレード」の方が難易度が低く、稼ぎやすいです。

トルコリラで為替差益を狙う場合、ネックになるのはスプレッドです。

メキシコペソや南アフリカランドも同様ですが、

新興国通貨は取引量も少ないため、スプレッドがかなり広いです。

実際にXMの通貨ペアで平均スプレッドを比較してみましょう。

スプレッド情報の信頼性
記事内に掲載しているスプレッド情報は、
すべて独自に調査・収集したデータを基に作成しています。
実際にVPS上で取引ソフトを並行稼働させ、スプレッドログの収集を行いました。
ソースデータは以下のリンクから閲覧可能です。 ≫スプレッドログを閲覧する
XM
(スタンダード口座)
XM
(XM Zero口座)
USD/JPY1.8pips1.2pips
EUR/JPY2.6pips1.7pips
GBP/JPY4.1pips2.7pips
AUD/JPY3.4pips2.3pips
EUR/USD1.8pips1.2pips
GBP/USD2.4pips1.4pips
AUD/USD1.8pips1.5pips
USD/TRY245.3pips231.8pips

このように他の主要通貨ペアと比較すると、トルコリラを含む通貨ペアのスプレッドは「桁外れに広い」ということがわかります。

ポジションを取得するためのコストがあまりにも大きすぎるので、

XMにおいて、トルコリラを為替差益狙いでトレードするのは現実的に難しいと言わざるを得ません。

一方で、国内FX業者が扱っているトルコリラ通貨ペアのスプレッドを見てみましょう。

SBI FXトレード外為どっとコムみんなのFX
USD/JPY0.17pips0.1pips0.2pips
EUR/JPY0.49pips0.3pips0.4pips
GBP/JPY0.99pips0.8pips0.8pips
AUD/JPY0.69pips0.6pips0.6pips
EUR/USD0.38pips0.3pips0.3pips
GBP/USD0.89pips0.7pips0.7pips
AUD/USD0.89pips0.9pips0.8pips
TRY/JPY1.89pips1.5pips1.6pips

※国内FX業者のスプレッドデータは、各社が公開しているスプレッドを引用しています。(リアルタイムスプレッドの測定が難しいのでごめんなさい)

国内FX業者では、2.0pips以内にスプレッドが抑えられているので、為替差益を狙ったトレードも十分現実的と言えるかもしれません。

しかし、国内FX業者はDD方式を採用していることから、約定力が低いため、思うように注文が通らなかったり、スリッページが発生するリスクがあります。

トルコリラは値動きが激しいため、大きく稼げる可能性はありますが、

国内FX業者、海外FX業者のどちらを使う場合においても、為替差益を狙ったトレードはオススメできません。

トルコリラはスワップトレード狙いのトレードがおすすめ!だけど…

XMでトルコリラ取引をするなら、

「ポジションの長期保有でスワップポイントを狙うトレード」がおすすめです。

FXでは、日をまたいでポジションを持ち続けることで、金利差に応じたスワップポイントが発生します。

ユウ
特に、トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドは金利が高いので、これらが絡む通貨ペアは多くのスワップポイントが発生します。
XMのスワップポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい
XMのスワップポイントまとめ|計算方法から裏技まで徹底解説! この記事を読めば、XMのスワップポイントに関する疑問が一発解決します! XMの口座開設がまだの方は、こちらの記事を参考にしてみてください! ≫XMの口座開設ページへ ...
まずは、XMでスワップポイントが多くもらえる通貨ペアを表で確認してみましょう。

  • スタンダート口座(1lot=100,000通貨)
  • 1lotを持ったとき、一日あたりで発生するスワップポイント
  • 2020年10月1日現在のスワップポイント
  • 日本円換算は小数点以下切り捨て
順位通貨ペアポジションスワップポイント日本円での価値
1位EURTRY売り95.631,304円
2位USDMXN売り92.11442円
3位USDTRY売り30.19411円
4位USDZAR売り8.65548円

スワップポイントは変動するので、正確に知りたい場合は必ずXMの公式サイトで確認してください。

≫スワップポイントを確認する(XM公式サイト)

このように、「EUR/TRY(欧ユーロ/トルコリラ)」の1lot(=10万通貨)のポジションを一日保有することで、日本円で約1,304円のスワップ報酬が受け取れます。

しかし、為替差益による損失も忘れてはいけません。

EUR/TRYのチャートは、画像のように、長期的に上昇傾向です。

ユウ
トルコリラの価値は、長期的に下落傾向にあります。
つまり、スワップポイントによる利益よりも、為替差益による損失のほうが大きくなり、

長期的に安定した収益を得るというのが難しくなっています。

多くの方は、

  • スワップポイントによる利益が為替差益による損失を上回る前に決済
  • 為替差益による損失が膨らみ強制ロスカットされ、スワップ投資失敗

という結果に終わります。

XMのトルコリラ通貨ペアでスワップ投資を成功させるためには、

  • 継続的にトルコリラの価格下落に耐えられるポジションサイジング
  • 数年単位での長期的なポジション保有

が前提となります。

また、新興国通貨の金利は政府の方針で突然変更される場合があります。

ユウ
実際に、2019年から2020年にかけて、トルコリラの政策金利は「24%→11.25%」まで下がっています。
FXのスワップ投資は、「安定した自動収入」というイメージとは裏腹に、リスキーな投資というのが実情です。

FXで安定した自動収入ならEA(自動売買)がオススメ

A子さん
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という場合は、EAを利用した自動売買がオススメです。

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公式LINEに登録していただいていれば、完成後にメッセージにてご連絡いたします。

XMでトルコリラを取引するメリット・デメリットについて

A子さん
じゃあ、XMのトルコリラで稼ぐことはできないの?
というと、そんなことはありません。

きちんとリスクを把握したうえで、計画的な運用を行うことで、為替差益を狙うFXトレードよりも安定的に利益を出すことができます。

まずは、XMでトルコリラ取引をするメリット・デメリットを確認しておきましょう。

その上で、記事後半では具体的な運用方法を紹介していきます。

メリット①:最大100倍のレバレッジで取引ができる

XMのトルコリラ通貨ペアの最大レバレッジは100倍です。

レバレッジが高ければ高いほど、ポジションを取得するために必要な証拠金を抑えることができるので、余剰証拠金を多く確保することができます。

余剰証拠金が多ければ、それだけ大きな損失に耐えられるということを意味しているので、

国内FX業者より低リスクで取引をすることができます。

ユウ
国内FX業者の最大レバレッジは25倍なので、必要証拠金は4分の1に抑えることができるという意味です。

メリット②:ボーナスで有効証拠金が増える

XMでは国内FX業者と異なり、取引に利用可能なボーナスクレジットが受け取れます。

他の海外FX業者と比較しても、XMはボーナスが豊富に受け取れるので、

有効証拠金を増やし、資金効率を上げることが可能です。

メリット③:ゼロカットシステム採用で追証のリスクがない

XMではゼロカットシステムを導入しているので、

口座残高がマイナスになってしまっても、追証の義務はありません。

トルコリラのような新興国通貨は特に、政情不安により大きく価格が変動するリスクが高いので、ゼロカットシステムが実装されているXMで取引するメリットは大きいです。

国内FX業者の場合、ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになると、

マイナス分は全て顧客が損失補填する義務があります。

ユウ
ざっくりいうと、国内FXでは常に借金のリスクがあるということです。
安全性を重視するなら、断然XMのような海外FX業者を利用したほうが良いです。

デメリット①:スプレッドが広い

上でも解説した通り、XMのトルコリラ通貨ペアのスプレッドはかなり広めです。

XMに限らず、NDD方式を採用している海外FX業者でトルコリラ取引をする場合は、

ほとんどの業者でスプレッドが100pipsを超えます。

ここで、有名な海外FX業者の「USD/TRY(米ドル/トルコリラ)」の平均スプレッドを見てみましょう。

FX業者口座タイプ・スプレッド
XMスタンダード口座:245.3pips
XM Zero口座:230.8pips
KIWAMI極口座:200pips
AXIORYスタンダード口座:72pips
ナノ口座:69.1pips
BigBossスタンダード口座:126.1pips
プロスプレッド口座:126.2pips
Tradeviewスタンダード口座:113.6pips
GEMFOREXスタンダード口座:94.8pips
ノースプレッド口座:93.2pips
TitanFXスタンダード口座:147pips
ブレード口座:146pips
HTFプレミアム口座:233.8pips
ゼロスプレッド口座:378.5pips
IFC Marketsスタンダード口座:100pips
Traders Trustクラシック口座:121.5pips
プロ口座:105.5pips
USD/TRYスプレッド比較

このように、平均スプレッドは100pipsを超える業者がほとんどです。

ユウ
やはり、海外FXでは、トルコリラの短期・中期トレードは現実的ではないですね…
海外FXでも、流動性の高い通貨ペア(ドル円など)であれば、2.0pipを超えない場合が多いですが、トルコリラは流動性が低い為、その分スプレッドも広くなっています。

トルコリラ通貨ペアの取引コストシミュレーション

1ロットあたりのスプレッド(取引コスト)を算出する為の計算式は以下の通りです。

取引コスト=(1通貨当たりの取引コスト)×取引量

(1通貨当たりの取引コスト)は、スワップポイント同様、XMの公式ウェブサイトから確認できます。

記事執筆時点でのスプレッドは、
EURTRYの場合、1通貨当たり「0.0078」なので、
1ロット(10万通貨)を取引したときのコストは、

0.0078×10万通貨=780トルコリラ

スワップポイントの説明のときに使ったレート、
1リラ=15.17円で計算すると、日本円にして、

780×15.17=約11,833円

が1ロットあたりの取引コストとしてかかってくる形になります。

次に、USDTRYを取引したときのコストも算出してみましょう。
USDTRY の場合、1通貨当たりのスプレッドは「0.0093」なので、
1ロット(10万通貨)取引した場合を考えると、

0.0093×10万通貨=930リラ

日本円にすると、

930×15.17=約14,108円

約14,108円が1ロットあたりの取引コストとなります。

他の通貨ペアを見てみると、1ロットあたりの取引コストは2,000円前後の通貨がほとんどなので、

主要通貨ペアと比較すると、トルコリラの通貨ペアの取引コストはかなり高いことがわかりますね!

ユウ
特に早朝の時間帯は取引が少ないので、一時は1000pipsという恐ろしいスプレッドの開き具合になることも…

トルコリラ取引の必要証拠金の計算方法

トルコリラを取引する際の必要証拠金の計算方法を解説します。

「EURTRY」と「USDTRY」それぞれ1ロット(=100,000通貨)取引する場合の必要証拠金を計算します。

必要証拠金は以下の式で表せます。

必要証拠金=通貨レート×取引通貨量÷レバレッジ倍率

※通貨レートとは、1ユーロ、1ドルが何リラで取引されているかのレートを表します。

EURTRYの必要証拠金の計算例

「EURTRY」を取引する場合を計算していきます。

記事執筆時点で、EURTRYのレートは9.11トルコリラです。
また、TRYJPYのレートは13.55円です。

必要証拠金=9.11×1000,000÷100倍=9,110トルコリラ

日本円に換算すると、

9,110×13.55=約123,440円

EURTRYを1ロット持つためには、約123,440円の証拠金が必要になります。

USDTRYの必要証拠金の計算例

次に「USDTRY」を取引する場合で計算していきます。

記事執筆時点で、USDTRYのレートは7.77トルコリラです。
TRYJPYのレートは13.55円で計算します。

必要証拠金=7.77×1000,000÷100倍=7,770トルコリラ

日本円に換算すると、

7,770×13.55=約105,283円

USDTRYを1ロット持つためには、約105,283円の証拠金が必要になります。

海外FXでは1ロットあたり10万通貨を指すので、国内FXと比較すると高額に見えるかもしれません。

しかし、XMではトルコリラ取引においても、最低0.01ロットから取引できますので、証拠金の最低額は上記の100分の1となります。

今のレートではありますが、おおよそ1,000円と少しで最低限のポジションは取得できるので、試しに取引してみたい方は数千円の有効証拠金残高があれば問題ないでしょう。

XMのトルコリラ通貨ペアで安定して稼ぐための指針

XMでトルコリラ取引をするなら、スワップポイントを狙った長期投資がオススメと説明しました。

ここからは、具体的な運用方法について解説していきます。

XMでトルコリラのスワップ運用をするなら「EURTRY」

通貨ペアでおすすめなのは、

特別な理由がなければ、「EURTRY」です。

理由は、1ロットあたりのスワップポイントが多くもらえて、尚且つスプレッドが狭いからです。

スワップポイント目的で保有する方に関しては、「EURTRY」で運用していくのが効率的と言えます。

スワップポイントは買いでマイナス、売りでプラスですので、ポジションを保有する際は売りポジションを保有します。

ユウ
トルコリラが絡む通貨ペアはどれもスプレッドが桁外れに広いです。間違ってポジションを取得するだけでも大損失ですので、気を付けましょう!

ドルコスト平均法を使って長期的に運用しよう!

長期トレードにおいては、為替差益による損失リスクを低減させるために、

「ドルコスト平均法」という手法でポジション取りをするのがおすすめです。

この取引手法は定期的に同じ量のポジションを追加で取得していく手法です。

簡単に言うと、最初から大きくポジションを保有するのではなく、時間をかけて少しずつポジションを増やすというやり方です。

トルコリラは値動きの激しい通貨ですので、少額を続けて投資していくことで、

相場の変動に関わらず購入価格を平準化し変動リスクを軽減します。

XMでトルコリラを取引する場合のシミュレーション

それでは実際に、XMでトルコリラスワップ投資をする場合をシミュレーションしてみましょう。

設定

  • XMスタンダード口座を利用(1lot=100,000通貨)
  • EURTRYの売りポジションを取得
  • EURTRYを1lot保有すると、1日あたり1,304円のスワップ報酬が発生
  • ポジション取得時のEURTRYのレートは9.11トルコリラ
  • ポジション取得時のTRYJPYのレートは13.55円
  • 取引口座の有効証拠金は100万円

トルコリラの長期投資をする上で最も重要なのが「ポジションサイジング」です。

有効証拠金に対して適切な量のポジションを取得しないと、為替変動で強制ロスカットされてしまいます。

最初に「どこのレートまでの逆行を許容するか=ロスカットまでの値幅」を必ず決めておきましょう。

EURTRYの場合、ショートポジションでプラススワップが発生します。

記事執筆時のEURTRYのレートが、「1EUR=9.1TRY」なので、1年のスパンで考えて、今回は「1EUR=12.0TRY」までの損失を許容すると仮定します。

ユウ
このレートを上回ってしまったら投資は失敗になります。慎重に検討しましょう。

ロスカットまでの値幅は、

12.0-9.1=2.9

2.9トルコリラになります。

次に以下の式を用いて最適なポジション量を求めます。

ポジション量=有効証拠金(円)÷ロスカットまでの値幅(トルコリラ)÷トルコリラ円のレート(円)

今回の条件に当てはめて計算すると以下の通りです。

1000000÷2.9÷13.55=25,448.53

約25,448通貨になります。

XMのスタンダード口座では1lot=10万通貨なので、「25,448通貨=0.25lot」。

つまり、今回の条件で保有すべき適切なロット数は「0.25ロット」となります。

それでは次に、0.25ロットのポジションを1年間保有したときに受け取れるスワップ報酬を計算します。

ユウ
今回は為替レート、スワップポイントの値が変化しない条件で計算します。
EURTRYのポジションを1lot保有すると、1日あたり1,304円のスワップ報酬が発生します。

今回は0.25ロット所有するので、

1,304×0.25=326円

1日あたり326円のスワップ報酬が発生します。

一年だと、

326(円)×365=118,990円

なんと118,990円もスワップ報酬が受け取れることになります。

有効証拠金が100万円なので、

118,990÷1,000,000×100=11.899

年利に換算すると、11.899%になります。

ユウ
今の日本の銀行口座に資産を入れておいても、年利0.01%しかつかないことを考えると、かなり高利回りの運用が可能ですね

XMのトルコリラ取引で受け取れるスワップポイントの計算方法

スワップポイントは、厳密に言えばFX業者の手数料も含まれていますが、

基本的には各通貨の国同士の金利差をベースに計算されます。

ユウ
FX業者ごとに受け取れるスワップポイントの金額が異なるのは、手数料が関係しています。
スワップポイントの計算方法は以下の通りです。

スワップ損益=スワップポイント×取引量(ロット)×取引期間

この記事を書いている時点でのEURTRY(ユーロトルコリラ)、USDTRY(ドルトルコリラ)のXMのスワップポイントは以下の通りです。

  • EURTRY(ユーロトルコリラ)
    ⇒ロング(買い):-310.68
    ⇒ショート(売り):84.42
  • USDTRY(ドルトルコリラ)
    ⇒ロング(買い):-248.69
    ⇒ショート(売り):57.71

ユウ
現在の正確なスワップポイントの値は、XM公式サイトの取引商品のページから確認が可能です。
この数値を上のスワップポイントの計算式に当てはめることで、実際に受け取れるスワップ報酬の金額を算出することができます。

EURTRYを1ロット持つ場合

EURTRYを1ロット(10万通貨)取引する場合の1日のスワップポイントは、

【買い】

=(-310)×1ロット(取引量)×1日(取引期間)
=(-310)トルコリラ

執筆時点のトルコリラ円のレートが「1リラ=13.55円」なので、

13.55×(-310)=(-4,200)

1日あたり約4,200円のスワップ調整金が口座から引かれます。

【売り】

13.55×84.42=1,143

1日あたり約1,143円のスワップ報酬が口座に反映されます。

USDTRYを1ロット持つ場合

次にUSDTRYの場合を考えます。

【買い】

13.55×-248.69=(-3,768)

1日あたり約3,768円のスワップ調整金が口座から引かれます。

【売り】

15.15×57.71=874

1日あたり約874円のスワップ報酬が口座に反映されます。

手軽に計算した場合は「XMのスワップ計算機」を使おう!

XMの公式サイトには「スワップ計算機」というツールが用意されているので、現在のレートで正確にスワップ損益を計算したい場合は、こちらを使うのがおすすめです。

口座の種類や通貨ペア、ロット数を入力すると、簡単に受け取れるスワップ金額がわかります。

≫スワップ計算機へ(XM公式サイト)


XMでトルコリラを取引する時の注意点

XMでトルコリラを取引する時の注意点について見ていきます。

注意点①:通貨ペアはドル/トルコリラとユーロ/トルコリアの2パターンだけ

XMでトルコリラの取引をするときに選択できる通貨ペアは、以下の2種類です。

  • USD/TRY(米ドル/トルコリラ)
  • EUR/TRY(ユーロ/トルコリラ)

日本国内のFX業者の場合、TRY/JPY(トルコリラ/日本円)という通貨ペア用意している場合がありますが、

XMではTRY/JPYは取引できないという点に注意が必要です!

注意点②:マイナススワップに注意

スワップポイントには、「プラススワップ」と「マイナススワップ」があります。

XMで取引する場合、トルコリラ通貨ペアの選択肢は「EURTRY」か「USDTRY」の2つですが、
どちらを選択する場合でも、

  • プラススワップ
    →売り(ショート)ポジション
  • マイナススワップ
    →買い(ロング)ポジション

となります。

XMのトルコリラ取引では、売り(ショート)ポジションを所持している場合はスワップ益が発生しますが、

買いポジションを持つと、スワップポイントが発生するタイミングで残高から引かれるので注意が必要です。

ユウ
プラススワップよりマイナススワップのほうが金額が大きいので注意です!
EURTRYの場合、一日保有すると、約4,703円分のスワップポイントが口座から引かれます。

「EURTRY」「USDTRY」のロングポジションは、長期間所有しないのが賢明です。

注意点④:トルコリラ取引の最大レバレッジは100倍

XMでトルコリラを取引する際の最大レバレッジは100倍です。

XMでは、ボラティリティ(値動き)の激しい通貨ペアは、予め最大レバレッジが規制されています。

トルコリラは他の通貨と比べても特に変動が激しい通貨であり、過去の実績から短期的な暴落の危険性がある為、

レバレッジも最大100倍と、他の通貨ペアより低く設定されています。

ユウ
XMでは、主要通貨ペアのレバレッジは1000倍です!
レバレッジが低い分、取引においては、他の通貨ペアより多くの証拠金が必要になるので注意してください!

XMでトルコリラが取引停止になることはある?

XMは2018年の8月に、

トルコリラが絡む通貨ペアにおいて取引を一時停止したことがあります。

理由としては、トルコの経済情勢が不安定なことによる通貨のボラティリティが著しく激しい状態にあり、トレーダーにとって危険な市場環境であるとXM側が判断したためです。

取引が停止になった場合、新規のポジション取得ができなくなります。

ユウ
決済は可能です
保有しているポジションが強制ロスカットされるというわけではないので、その点安心ですが、大きな変動があった場合はスプレッドが広がり、撤退しにくい通貨ペアであることも十分に認識しておく必要があります。

まとめ

さて、今回はXMでのトルコリラ取引について書いていきましたが、いかがだったでしょうか。

損失許容額を決めて、そこからポジション量を決めれば、

XMでも計画的にトルコリラスワップ投資をすることができます。

ユウ
しかもゼロカットシステムがあるので、もし失敗してしまっても借金のリスクはありません。

ただ、トルコリラは価格が不安定で、他の所要通貨ペアと比較して大きなリスクが伴う通貨であるのは間違いありません。

「安定した自動収入」であれば、スプレッドの狭い主要通貨ペアでEAを稼働させるのがおすすめです。

損切ロジックを搭載しているEAであれば、「コツコツ貯めた利益が一瞬でなくなる」というリスクを抑えることができるからです。

特に海外FX業者を利用している場合は、ほとんどの業者でMetaTraderが利用できるので、自動売買との相性は非常に良いです。

もし、当サイトの無料EAに興味があるという場合は、公式ラインの追加をお願いします。

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この記事を書いた人

FX歴8年目の専業トレーダー。2018年に国内FXから海外FXへ移行。ゼロカット・ハイレバを活用した低リスクトレードで生計を立てている。現在はIS6FX、XM、BigBossを主に利用中。元Web系エンジニア。

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