「TradeviewでFX取引するときのレバレッジが知りたい」
「Tradeviewのレバレッジって他業者と比較するとどう?」
「Tradeviewの口座レバレッジを変更する方法」
などなど、あらゆる疑問をすべて解決していきます!
Tradeviewの最大レバレッジを口座タイプごとに紹介
Tradeviewの最大レバレッジは、口座タイプごとに異なります。
各口座の最大レバレッジは以下の通りです。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
MT4 X Leverage口座 | 500倍 |
MT5 X Leverage口座 | 500倍 |
MT4 Innovative Liquidity Connecter/ILC口座 | 200倍 |
MT5 Innovative Liquidity Connecter/ILC口座 | 200倍 |
cTrader口座 | 400倍 |
CURRENEX口座 | 400倍 |
最大レバレッジは200倍~500倍と、口座タイプで大きく開きがあります。
≫Tradeviewの詳細を確認する(Tradeview公式サイトへ)
口座タイプの特徴と最大レバレッジ
Tradeviewでは4種類の口座タイプがあり、取引プラットフォームの選択を含めると6種類の中から選択することになります。
- MT4 X Leverage(スタンダード口座)
- MT5 X Leverage(スタンダード口座)
- MT4 Innovative Liquidity Connecter/ILC口座(ECN口座)
- MT5 Innovative Liquidity Connecter/ILC口座(ECN口座)
- cTrader口座
- CURRENEX口座
≫Tradeviewの口座開設ページへ(Tradeview公式サイト)
X Leverage口座
「X Leverage口座」はTradeviewのスタンダードの口座にあたります。
また、最低入金額が1万円となっているので、はじめてTradeviewで口座開設する方にとってはハードルが低い口座タイプと言えます。
STP方式の採用で、約定力に力を入れている分スプレッドが広いので、
「スイングトレードや長期トレード」
「レバレッジを大きくきかせたリスク高めのトレード」
の用途に向いています。
STP方式を謳っていても、Instant Executionの場合は一度すべての注文をFX業者が決済している場合があります。なので、「NDD=透明性が高い」というのは正しくありません。
ILC口座(Innovative Liquidity Connecter)
ILC口座は、低スプレッドに特化した口座タイプです。
取引手数料は1lotの往復取引あたり5ドルに設定されています。
スキャルピングやデイトレードなど、取引回数の多いトレードスタイルで有利になるので、
「リスクを抑えて、取引回数で勝負する」というスタンスのトレードに適しています。
ILC口座の最大レバレッジは200倍なので、他業者の低スプレッド口座と比較するとレバレッジはかなり低めに設定されています。
国内FXの最大レバレッジである25倍と比較すると、8倍以上必要証拠金を節約できる計算ですが、ロスカット水準が100%という点も加味すると、証拠金に余裕を持たせた運用が前提になります。
また、初回最低入金額も10万円と高額なので…
cTrader口座
高性能取引プラットフォーム「cTrader」が利用可能な口座タイプです。
cTraderはECN取引専用プラットフォームなので、板情報を見ながら直接インターバンク市場の参加者と取引が可能です。
他の口座タイプと比較すると、最も取引コストが抑えられるという特徴があります。
最大レバレッジも400倍と比較的高く、資金効率にも優れています。
ただし、cTrader口座も「初回最低入金額が10万円」「ロスカット水準100%」なので、やはりFX初心者が使うには難易度が高いと感じます。
Currenex口座(Viking口座)
Currenex(カリネックス)をメインプラットフォームとしたトレーダー向けの口座です。
Currenexとは、アメリカのカリネックス社が開発したプラットフォームで、プロの個人投資家や機関投資家向けに開発された取引プラットフォームです。
所持可能なポジション数が多く、数千万単位の注文も問題なくこなせる「プロ向け」の仕様になっています。
レバレッジは、cTrader口座と同じ400倍となっているので、資金効率の面でも優れています。
しかし、利用者が少ない為、ネットで調べても日本語の情報がほとんどありません。
Tradeviewのレバレッジはデフォルトで100倍なので注意!
口座開設をした直後のレバレッジは100倍に設定されているので注意が必要です。
最大レバレッジまで倍率を引き上げたい場合は、
入金後に会員ページから「レバレッジ変更申請」を行う必要があります。
tradeviewはレバレッジ変更申請中😊
— かの (Leon Kano) (@gdrila) September 17, 2020
Tradeviewの現在のレバレッジを確認する方法
Tradeviewの現在のレバレッジは会員ページから確認ができます。
まずは会員ページにログインをしましょう。
ページの左側のステータスにレバレッジ倍率の記載があります。
Tradeviewのレバレッジ変更申請の手順【画像付き】
Tradeviewで口座開設をしたら、口座タイプに応じた「初回最低入金額」を入金します。
口座タイプ | 初回最低入金額 |
---|---|
X Leverage口座(MT4) | 100ドル(約1万円) |
X Leverage口座(MT5) | |
ILC口座(MT4) | 1,000ドル(約10万円) |
ILC口座(MT5) | |
cTrader口座 | |
Currenex口座(Viking口座) |
入金がしっかり反映されたことを確認したら、次にTradeviewのレバレッジ変更申請ページへ移動します。
以下の項目を入力します。
- お名前(ローマ字)
ローマ字で名前を入力します。 - Eメールアドレス
口座開設時に登録したメールアドレスを入力します。 - 口座番号
レバレッジを変更したい取引口座の「口座番号」を入力します。 - ご希望のレバレッジ
変更したいレバレッジ倍率を記入します。
例にある通り、400倍に変更したい場合は、記入欄の中に「400」と書きましょう。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
X Leverage口座 | 500倍 |
ILC口座 | 200倍 |
cTrader口座 | 400倍 |
Currenex口座(Viking口座) |
特に理由がない場合は、最大レバレッジへ変更しておくのがおすすめです。
早ければ数時間でTradeviewサポートから「レバレッジ変更完了」のメールが届きます。
海外FXの中でTradeviewのレバレッジが最強である理由
実際に他業者と表で比較してみましょう。
FX業者 | 最大レバレッジ |
---|---|
Gemforex | 5000倍 |
FBS | 3000倍 |
XM | 1000倍 |
Bigboss | 555倍 |
TradeView | 500倍 |
TitanFX | 500倍 |
LANDFX | 500倍 |
FXpro | 500倍 |
FXDD | 500倍 |
TradersTrust | 500倍 |
AXIORY | 400倍 |
iFOREX | 400倍 |
iFC Mrkets | 400倍 |
MYFXMarkets | 400倍 |
しかし、これは大きな間違いです。
「できるだけハイレバレッジで取引がしたい!」と考えている方は、
FX業者の最大レバレッジではなく、「口座残高に応じたレバレッジ」に着目する必要があります。
口座レバレッジは資金残高によって引き下げられるケースが多い
海外FXには、レバレッジ規制(制限)と呼ばれるルールがあります。
多くの海外FX業者は、顧客の取引口座残高が一定の額を超えると、自動的にレバレッジを引き下げます。
実際に、FX業者ごとのレバレッジ制限を画像で見ていきましょう。
このように、ほとんどのFX業者でレバレッジ制限のルールが決められていることがわかります。
例えば、日本で最も人気のある「XM」では、証拠金が200万円をこえると、レバレッジは1000倍から200倍まで自動で引き下げられます。
トレード中にレバレッジが下がると、証拠金維持率も大きく低下するので、強制ロスカットのリスクが増加します。
Tradeviewはレバレッジ制限は残高2億円から
Tradeviewのレバレッジ制限は、
口座残高が2億円を超えてから初めて適用されます。
それまでは、各口座タイプの最大レバレッジで継続的に取引ができます。
しかも、XMのように自動でレバレッジが下げられることはありません。
Tradeviewのレバレッジ制限はどうして緩いのか
Tradeviewが「Market Execution」という注文処理方式を採用しているからです。
FX業者の注文処理方式には、「Instant Execution」「Market Execution」の2種類の区分があります。
- Instant Execution(インスタント・エクスキューション)
FX業者が一度すべての注文を決済する方式です。このため、約定スピードが速く、約定力も強いという特徴があります。
ただし、価格が急変動した場合はリクオート(約定拒否)が発生する場合があります。 - Market Execution(マーケット・エクスキューション)
カバー先の金融機関に、すべての注文を流す取引方式です。
FX業者が注文を決済するわけではないので、取引ソフトに提示されるレートはカバー先から配信される「目安」になります。
注文時の価格と約定時の価格に差が出る場合が多いですが、すべての注文がカバー先に流されるので、リクオート(約定拒否)は発生しません。
決済した後、顧客間の注文を相殺して、それでも相殺できない分をカバー先に流すのですが、
この一瞬の間に価格が大きく変動すると、FX業者側に大きな損失が発生する可能性があります。
「トレーダーの約定金額=カバー先への売買価格」となり、FX業者側に損失のリスクは全くありません。
どんなに取引額が大きくなっても、FX業者がリスクを負わないので、過度なレバレッジの規制は必要になりません
むしろ、取引量が増えるとその分徴収できる手数料も多くなるため、顧客にはできるだけ大きな取引をしてもらったほうがFX業者が儲かる仕組みになっています。
【結論】Tradeviewに向いている人とは?
Tradeviewが向いている人は、
「ある程度まとまった金額で長期的に取引ができる人」です。
Tradeviewにはほとんどレバレッジ規制が存在しないことがわかりましたが、小資金であればTradeviewよりレバレッジの大きなFX業者があるのも事実です。
例えば、100万円以下の資金で大きなリターンを狙うのであれば、XMやGEMFOREXのほうがレバレッジ面で有利になります。
一方で、200万円以上の資金で安定的な運用をするのであれば、Tradeviewは最も適しているFX業者と言えるかもしれません。
Tradeviewのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
TradeviewのCFD銘柄のレバレッジ一覧
Tradeviewは日本の金融庁からの指示に従う形で、日本語での情報提供量に制限をかけています。
そのため、公式サイト上でレバレッジ一覧などは掲載されていません。
しかし、MT4上で確認できる証拠金率から実質レバレッジを求めることが可能です。
Tradeviewの扱っているCFD商品の実質レバレッジを計算してみました。
CFD商品 | 実質レバレッジ |
---|---|
PALLADIUM | 20倍 |
PLATINUM | 20倍 |
CRUDEOIL | 20倍 |
UKOIL | 100倍 |
WS30 | 200倍 |
AUS200 | 50倍 |
DOLLAR_INDX | 100倍 |
FCHI | 50倍 |
GDAXI | 1倍 |
HIS | 100倍 |
J225 | 10倍 |
NDX | 100倍 |
NGAS | 10倍 |
SPXm | 100倍 |
STOXX50E | 50倍 |
UK100 | 50倍 |
BTCJPY | 10倍 |
BTCUSD | 10倍 |
BTCUSD.i | 10倍 |
XRPUSD | 5倍 |
まとめ
Tradeviewのレバレッジについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
少額で海外FXに挑む方は、XMのようにロスカット水準が低く、最大レバレッジも大きく、またボーナスも豊富な業者を選ぶべきだと思います。
しかし、ある程度まとまった金額を安心して運用できるFX業者を探している場合は、Tradeview一択となります。
特に、残高が多くても高いレバレッジが維持できるという点では、FX中級者~上級者には非常に魅力的なFX業者だと思います!