という方向けの記事です。
この記事では、以下のような疑問を解決していきます。
そもそも日経225ってなに?
日経225とは日経平均株価のことを指しています。
日経平均株価とは日本経済新聞社が発表する株価指数のことで、東証一部上場企業のうち代表的な225銘柄の株価を平均した指数のことです。
銘柄の入れ替えや権利落ちがあっても連続性を失わないように工夫した、修正平均株価と言われるものです。
日経225では日本の代表的な225銘柄の株価を指標としているため、
日経225を読み解くということは日本経済全体を読み解くということでもあります。
修正平均株価は世界中にたくさんある!
日経平均株価(日経225)のような修正平均株価にはたくさん種類があります。
有名なものだと、アメリカのダウ・ジョーンズ社が算出しているダウ平均株価などが挙げられます。
XMで取引できるインデックス銘柄を表にしてみました。
名称 | 銘柄 |
---|---|
オーストラリア株価指数 | AUS200Cash |
上海A株価指数 | CHI50Cash |
欧州株価指数 | EU50Cash |
フランス株価指数 | FRA40Cash |
ドイツ株価指数 | GER30Cash |
香港ハンセン指数 | HK50Cash |
イタリア株価指数 | IT40Cash |
日経平均株価 | JP225Cash |
アムステルダム株価指数 | NETH25Cash |
ワルシャワ株価指数 | POL20Cash |
シンガポール株価指数 | SINGCash |
マドリッド株価指数 | SPAIN35Cash |
スイス株価指数 | SWI20Cash |
ロンドン株価指数 | UK100Cash |
ナスダック総合指数 | US100Cash |
ダウ平均株価指数 | US30Cash |
米国S&P500種指数 | US500Cash |
日経225の取引がおすすめな理由
日本の経済全体を表す日経225を取引するメリットとしては次の2つを挙げることができます。
①:変動がわかりやすい
日経225は日本の代表的な225銘柄で構成されているため、通常の株式投資のようにいくつかの銘柄を分析し、価値の上がりそうな銘柄を選ぶといったことをする必要がありません。
日経225はテレビやラジオ、新聞で常に動向を確認することができ、情報が入りやすくわかりやすい株式指数です。
また日本経済の動向そのものが反映されるため、
値動きを予測もしやすいという点もおすすめの理由です。
②:リスクが少ない
日経225は人気のある投資対象のため非常に高い流動性を備えており、買いたい時に買えなかったり、売りたい時に売れないなどの流動性リスクがとても少ないという特徴があります。
また、日経225は日本の代表的な企業の株価の平均であるため、
日経225に投資するということはその225銘柄に分散投資しているのと同じ効果を得ることができます。
分散投資によって得られる効果とは、例えばすべての資産を1つの企業に投資しその企業が倒産した時のことを考えてみてください。
大きな損をしてしまうことは容易に想像できますよね。
しかしいくつかの銘柄にその資産を分散して投資していると、1つの企業が倒産してもその影響を小さく抑えることができます。
日経225だと225銘柄あるので1つ倒産した時の影響は全体の数パーセントにしかなりません。
そのため、企業の倒産による損失のリスクをとても小さく抑えられるということです。
日経225の「先物」と「現物」の違いは?
日経225でも、XMでは「日経225先物」と「日経225現物」の2種類の商品を取り扱っています。
ではその2つは具体的にはどのような点が違うのでしょうか。
日経225先物とは
先物取引とは、商品(ここでは日経225)の価格を先に決めておいて、決められた日にその値段で買うまたは売るという約束をすることです。
買うということに焦点を当てると、日経225の価格というのは日々変化しています。
しかしその変化にかかわらず、あらかじめ決めた値段で買うと約束しているので期日がくるとその価格で買わなければいけません。
その期日に日経225の価格が約束した価格よりも高ければ得をし、安ければ損をしてしまうという取引です。
売る場合はこの逆になります。
売買をする期日があるため、日経225先物取引には持っておける期限があるということになります。
またスワップポイントと呼ばれる、日をまたいで商品を持っていた時にかかるお金や、配当金と呼ばれる売り手が買い手に払わなければならないお金がないなどの特徴があります。
日経225現物とは
日経225現物取引は、私たちが普段買い物をするのと同じように、
商品をその時の値段で売買する取引です。
買った日経225を、買ったときの値段よりも高くなった時に売ると利益が発生するので、わかりやすい取引ですね。
この現物取引に期限はなく、持っていようと思えばいつまででも持っていることができます。
先物取引と現物取引の違い早見表
先物取引と現物取引の違いを表にしてみました。
先物 | 現物 | |
---|---|---|
XMでの表記名 | JP225 | JP225Cash |
期限 | 3か月 | なし |
スプレッド | 24円 | 12円 |
スワップポイント | なし | あり |
配当金 | なし | あり |
- 期限
先ほど説明した通り、先物には取引の期限があり、現物にはありません。 - スプレッド
ポジションを売買するときに、レートに加算される形で徴収される「取引手数料」のことを言います。 - スワップポイント
CFD取引の場合はオーバーナイト金利とも呼ばれます。日をまたいでポジションを持つことで受け取れる金利のことを指しています。 - 配当金
現物取引では、買いポジションを持った時に配当金が受け取れます。逆に現物取引で売りポジションを持ってしまうと、配当金に当たる調整額が口座から引かれていきます。
XMでの日経225の配当金について
株価指数の現物取引の場合は、配当金が発生します。
ただし、すべての現物銘柄で配当金が受け取れるわけではないので注意が必要です。
指数配当金の表に掲載されていない銘柄は現物でも配当が受け取れない!
XMでは18銘柄の現物株価指数の取引が可能ですが、
すべての銘柄で配当金が受け取れるわけではありません。
指数配当金の表は毎週更新されますが、
表に記載されていない現物銘柄の配当金は発生しないという点に注意です。
表に記載されれば日経225も配当金が受け取れるので、取引を検討している場合は毎週チェックするようにしましょう。
現物取引の配当金が受け取れるタイミングは?
現物取引の配当金は、ポジションを処理した状態で日本時間の7:00をまたぐと発生します。
「何曜日に配当金が受け取れるか」
については、すぐ下の項目で解説している「指数配当金の表」を確認しましょう。
調整額は現在所持しているポジションに「加算 または 減算」される形で付与されます。
現物取引で受け取れる配当金の計算方法は?
発生する配当金を確認するためには、XM会員ページの「指数配当金」の表を確認する必要があります。
≫XM会員ページ『株式指数』のページへ
※下にスクロールすると表が参照できます。
「指数配当金」の表は毎週月曜日に更新されます。
銘柄によっては、一週間に複数回の配当金を受け取れる場合があります。
所持しているポジションの量と、表に記載の指数を以下の式に当てはめることで、
「受け取る or 徴収される」配当金額を確認することができます。
例えば、1lotのナスダック(US100)のロングポジションを所持していたとします。
その週のUS100は配当金発生日が木曜日で指数が0.2だった場合…
一週間に0.2ドル、約21円程度の配当金が発生します。
日経225の取引はFXとなにが違うの?
XMといえばFX取引を思い浮かべる方も多いと思います。
投資対象がFXでは通貨であり為替差益を狙うのに対して、
日経225では投資対象が株式指数でありその価格差益を狙うという違いがあります。
XMで日経225を取引するメリットってなに?
国内にも日経225を取引することのできる業者はたくさんあります。
にもかかわらず、海外のFX業者であるXMで日経225を取引することをおすすめするのには、それなりのメリットがあるからです。
メリット①:1ロットから取引できる
ロットとは、FXや日経225の取引における最小売買単位のことで、定められたロット以上の単位でないと取引をすることができません。
国内業者の場合、この取引における最小単位が日経225先物の場合、1000ロットとなっています。
対して、
XMの場合は最小単位が「1ロット」と、かなり小さく設定されています。
メリット②:レバレッジが高い
国内の代表的な業者であるSBI証券の最大レバレッジは21倍となっており、自分の払った証拠金×25が取引に使えるお金ということになります。
一方、XMでは日経225取引の最大レバレッジは200倍です。
つまり、国内業者で行う金額と同じだけの取引をXMで行うと、約10倍のポジションをもつことができます。
逆に、同じポジション量を持つと仮定すると、必要な証拠金を約10分の1に抑えられるということです。
メリット③ゼロカットシステムがある
XMにはゼロカットシステムが導入されていますが、これは日経225を含むすべての商品に適用されます。
含み損が増えすぎると、強制的にポジションが清算される「強制ロスカット」という制度が国内業者、海外業者ともに導入されています。
しかし、急激に価格が下がってしまったときには、この強制ロスカットが間に合わないということがあります。
国内業者ではこのようなことが起こってしまったときに助けてくれる仕組みはなく、証拠金よりも大きな損失をしてしまった場合には、
その差額を「追証」として私たちに請求してきます。
しかし、XMでは「ゼロカットシステム」という制度が採用されているので、もし口座残高がマイナスになってしまってもマイナス分はXMが負担してくれます。
「運悪く大暴落に巻き込まれてしまっても、自分が失うお金は口座に入金した額まで」ということになります。
借金を背負うリスクがないというのは、海外FX業者を利用することの一番のメリットとも言えます!
実際にXMで日経225を取引する手順
それでは実際にXMで日経225を取引するために必要な準備や注意点など細かく紹介していきます。
①:口座開設
まずはXMの取引のための口座を開設しましょう。
開設の手続きはXMの公式サイトからすべてウェブ上で行うことができるためとても簡単です。
個人情報を記入すると次の3つの選択をする必要があります。
口座レバレッジを高く設定しても、実際にもつポジション数が少なければ、実行レバレッジは抑えられるので危険ではありません。
むしろ、口座レバレッジが高いほうが
「ポジションを持つために必要な証拠金を抑えられる」ので、余剰証拠金を多く確保することができます。
余剰証拠金が多ければロスカットラインも下がるので、より安全な取引が実現できます。
口座開設の詳しい方法は、下の記事でもまとめています。
②:取引プラットフォームのダウンロード
XMではMT4とMT5を取引プラットフォームに採用しています。
口座開設時に選択したMetaTraderのバージョンと同じものをダウンロード、インストールします。
XMの公式サイト上に取引プラットフォームのダウンロードページがあるため、そこからダウンロードすることができます。
スマホアプリもあり、AppstoreやGoogleplayストアからダウンロードすることができます。
ダウンロードすると、ログインIDとサーバー名の入力を求められます。
このログインIDとサーバー名は、XMから届いた口座開設完了メールに記載されています。
③:日経225のチャートを表示する
日経225のチャートを表示させて実際に取引ができるようにしましょう。
まず、MT4を開いたときの画面にあるメニューバーから気配置をクリックします。
すると各通貨ペアと取引商品一覧リストが表示されますが、まだこの画面には日経225はありません。
気配置欄を右クリックすると画像のメニューが出てくるので、「すべて選択」を選びます。
すると日経225のXM内での表記である
「JP225Cash(現物)」「JP225(先物)」が出てくるので、自分が取引したい方を選びましょう。
選択し、再び右クリックでメニューを表示させると「チャート表示」というのがでてきますので、そこをクリックすると表示完了です。
以上ここまでが完了すると実際に取引を始めることができます。
XMで日経225は何倍のレバレッジで取引できる?
XMではCFD銘柄の最大レバレッジは固定されています。
日経225の最大レバレッジは200倍です。
口座レバレッジで200倍以上の倍率を選択しておけば、自動的に銘柄ごとの最大レバレッジに調整されます。
CFD銘柄のレバレッジの計算方法
日経225のようなCFD銘柄のレバレッジの求め方を解説します。
CFD銘柄は共通のレバレッジがあるわけではなく、
銘柄ごとにレバレッジが異なります。
このレバレッジは「必要証拠金率」から簡単に求めることができます。
まずは、XM会員ページの「取引商品」一覧から、レバレッジを確認したい銘柄の必要証拠金率を調べましょう。
今回は日経225を例に計算してみます。
「XM会員ページ」→「取引商品」→「株式指数」へ進むと、日経225の必要証拠金率が記載されています。
日経225現物(JP225Cash)、日経225先物(JP225)ともに、必要証拠金率は0.5%です。
レバレッジは以下の式で求められます。
0.5%を代入すると
よって最大レバレッジは200倍ということがわかります。
日経225取引の1ロットは何円?必要証拠金計算の方法
ここで取引を行う上で最も重要な必要証拠金の計算方法について解説します。
日経225の価格が20,000円で最小単位1ロットを取引するのに必要な証拠金はレバレッジ200倍だと上記の式で計算することができます。
20,000円の取引をたった100円でできてしまうのが、XMのCFD取引のすごいところです。
しかし、上のように維持率ギリギリの大きなポジションを持ってしまった場合、
日経225の価格が少し変動しただけで強制ロスカットされてしまいます。
「一回の取引の損失は、口座残高の2%以内に収める」という投資の大原則があるので、
一回当たりの損失額に合わせて、所持するポジション量を調整するようにしましょう。
XMの日経225のスプレッドはどれくらい?
通貨ペアとCFD商品はスプレッドの表示が異なります。
各銘柄のスプレッドは、会員ページの「株式指数のページ」で確認をしてください。
さらに正確なリアルタイムスプレッドを知りたい場合は、
取引プラットフォームで確認したい銘柄の注文画面を開き「Ask-Bid」の差で求められます。
また、通貨ペアはpips単位でスプレッドが表示されるのに対し、
株価指数のスプレッドは、表示されているポイントがその国の通貨単位になります。
例えば、日本の日経225の場合、ポイントの通貨単位は円です。
XMの取引ソフト上で、日経225のスプレッドが「15」と表示されていたら、
スプレッドは1lotあたり15円となります。
日経225は取引時間に注意しよう!
XMのCFD取引は、FXとは取引時間が違うため注意が必要です。
- 冬時間
月曜日~土曜日 6:05~4:10 - 夏時間
月曜日~土曜日 7:05~5:10
XMで取り扱っている全商品の取引時間は、以下の記事でまとめられています。
日経225の現物取引はマイナススワップになる!
いいとこばかりのXMの日経225取引ですが、数少ないデメリットとなるのがスワップポイントです。
スワップポイントがつくのは現物取引のみなのですが、そのスワップポイントは、
売りも買いもマイナススワップとなります。
FXの通貨ペアではプラススワップのものがあるので、ポジションを所持しているだけで金利差による利益が発生します。
CFD銘柄の場合、売りでも買いでも日をまたいで所有しているとマイナススワップが適用されるので気を付けましょう。
XMのMT4/MT5上で日経225のチャートを表示する方法
MetaTraderで日経225のチャートを表示させる方法を解説します。
今回はMT4を例に画像付きで解説しますが、MT5でもやり方は同じです。
まず、気配値表示に取引したい銘柄のシンボルを表示させる必要があります。
日経225現物は「CFD Cash」、「日経225先物」は「CFD Future」にそれぞれ格納されています。$マークが黄色く光ったら、気配値表示のウィンドウにシンボルが表示されています。閉じるを押して「通貨ペアリスト」を閉じましょう。
これでチャートが表示されます。
まとめ
XMでの日経225取引は国内業者での取引に比べて、低コスト、低リスクで行うことができます。
海外業者だからといって口座開設が難しいといったことは決してなく、誰でも簡単に取引を始めることができます。
マイナススワップなどのデメリットも少なからずあるため、自分に合った方法でそれらのリスクを回避しながら取引を行う必要もあります。
しかし、それらのリスクのこともきちんと知った上で、XMならではのメリットを最大限生かすことによって、
国内業者よりも安全に、大きな利益を狙うことができます。
今回の記事で紹介したことを実際の取引で活かしていただけると、初心者の方でもきっちりと利益を出すことができるのがXMでの日経225取引です。