この記事は、次のような疑問や不安を持っている方に向けて書いています。
- XM Zero口座に興味があるけど、どんな口座かイマイチよくわからない
- XM Zero口座を利用する上での注意点を知っておきたい
- 「XM Zero口座は取引コストが高い!」と聞いて不安に思っている
結論から言うと、XM Zero口座は「低スプレッド口座をこれから利用してみたい!」という方には最適な口座です。
他のFX業者よりも優れている理由についても、本記事で詳しく解説していきます。
安定志向ゆえかもしれませんが、直近3年はXMで年間プラス収支を実現しています。
XMのゼロ口座の特徴
XMのゼロ口座はスプレッドが低い代わりに取引毎に手数料が発生する口座です。
低スプレッドなので、スキャルピングトレードやデイトレードに向いているという特徴があります。
他の口座との主な違いは「取引コストの掛かり方」
XMには3種類の口座タイプがあります。
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- Zero(ゼロ)口座
スタンダード口座とマイクロ口座は、取引単位の大きさ以外に違いはありません。
しかし「スタンダード口座/マイクロ口座」と「Zero口座」には明確な違いがあります。
その違いは取引コストの掛かり方が違うという点です。
スタンダード口座/マイクロ口座では、取引手数料込みの為替レートが配信されています。
一方で、ゼロ口座で提示されている通貨の価格は「生の為替レート」です。
手数料込みのレートの場合、いくら手数料がとられているのかトレーダーに見えません。
しかしゼロ口座の場合は手数料分が上乗せされていない「生の為替レート」が配信されているので、透明性の高いという特徴があります。
XMでは、2022年10月から新しい口座タイプ「KIWAMI極口座」が提供されています。
この口座の特徴を一言で表すと「取引手数料無料なのにスプレッドが極狭」です。
ちなみに主な通貨ペアのスプレッドは以下の通りになります。
- USD/JPY:0.8pips
- EUR/JPY:1.4pips
- GBP/JPY:2.3pips
- AUD/JPY:1.3pips
- EUR/USD:0.7pips
- GBP/USD:1.1pips
- AUD/USD:1.2pips
非常にスプレッドが狭いのがわかります。
なお「KIWAMI極口座」と他の口座タイプの違いについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
XM Zero口座の取引手数料はいくら?
ゼロ口座の取引手数料は
正しくは「新規注文」「決済注文」にそれぞれ5ドルかかるので、片道5ドルといいかえることができます。
また、取引手数料をスプレッドに換算すると約1.0pipsになります。
スプレッドで考えると
が最終的にかかる取引コストになります。
の形で計算できます。
基軸通貨とは、通貨ペア表記の左側の通貨を指します。
USDJPYで取引手数料を計算してみる
USD/JPYの基軸通貨10通貨ということは、10USDを表しています。
1ドル=100円であれば、10USD=1000円になります。
で計算可能なので、USD/JPYの1lot当たりの取引手数料は
と計算することができます。
EURUSDで取引手数料を計算してみる
EUR/USDの基軸通貨10通貨ということは、10EURを表しています。
1EUR=1ドルであれば、10EUR=10USDになります。
(1ドル=100円であれば1,000円)
で計算可能なので、EUR/USDの1lot当たりの取引手数料は
と計算することができます。
スタンダード/マイクロ口座とZero口座の取引コストを比較
「スタンダード口座」と「マイクロ口座」はスプレッドがそのまま取引コストになります。
一方で「ゼロ口座」は「生スプレッド+取引手数料」が取引コストになります。
主要通貨で口座タイプごとの取引コストを比較してみます。
通貨ペア | スタンダード口座 マイクロ口座 の取引コスト(pips) | ゼロ口座 の取引コスト(pips) | 【※NEW】KIWAMI極口座 |
---|---|---|---|
USD/JPY | 1.7pips | 1.1pips | 0.8pips |
EUR/USD | 1.7pips | 1.1pips | 0.7pips |
GBP/USD | 2.2pips | 1.3pips | 1.1pips |
AUD/USD | 2.0pips | 1.5pips | 1.2pips |
GBP/JPY | 3.4pips | 2.4pips | 2.3pips |
AUD/JPY | 3.4pips | 2.1pips | 1.3pips |
このように口座タイプの取引コストを比較してみると、主要通貨においては「ゼロ口座」「KIWAMI極口座」の取引コストが低いことがわかります。
取引はECN方式を採用
FX業者の取引方式はまず2つに大きく分けられます。
「DD方式」と「NDD方式」です。
それぞれの方式の違いを簡単に説明すると以下の通りです。
- DD(Dealing desk)方式
トレーダーとFX業者間で取引を行う方式。トレーダーの注文をインターバンクに流すかはFX業者のディーラーが決定する。 - NDD(No dealing desk)方式
ディーラーを設置しない取引方式。直接トレーダーの注文をインターバンクに流すため、透明性が高いという特徴がある。
XMはNDD方式という透明性の高い取引方式を採用しています。
このNDD方式はさらに、「STP方式」と「ECN方式」に分けられます。
XMが採用しているのはNDD方式の中でも最も透明性の高い「ECN方式」です。
ECN方式は私設取引システムと呼ばれていて、金融商品取引所を介さずに金融商品の売買ができる電子取引システムのことをいいます。
ECN方式とは?
XMのZero(ゼロ)口座が採用しているのは「ECN方式」という発注方式です。
ECN(Electronic Communications Network)方式とは、電子取引ネットワークに参加しているトレーダーやLP(リクイデティプロバイダー)と直接取引を行う方式を言います。
トレーダーの注文はFX業者を経由して電子取引ネットワークへ流れ、オークション形式でマッチングします。
この注文の橋渡しに取引手数料が必要になります。
同じNDD方式の中にもSTP方式という発注方式があります。
XMのスタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座はSTP方式を採用しています。
STP方式は、XMが提携しているカバー先の銀行の中で、最もトレーダーに有利な価格を提示している業者を選び、注文をマッチングさせる方式です。
DD方式ではないので、呑んだ際にXMが注文に手を加えることはありません。
しかし、トレーダーはどのLPと売買したかを知ることができないので、ECN方式ほど透明性は高くはありません。
また、AXIORYのように取引先の銀行を公開しているFX業者もあります。
LPとはリクイデティプロバイダーの略で、FX業者と提携している銀行などの金融機関を指しています。
「MT4用口座」と「MT5用口座」どっちがいい?
XMでは、2種類の取引プラットフォームが用意されています。
どちらもMetaQuotes社のFX取引ツールですが、「MT4」と「MT5」には違いがあるので注意してください!
プラットフォーム | MT4 | MT5 |
---|---|---|
リリース年 | 2005年 | 2010年 |
ソフトの動作スピード | もっさり | サクサク |
自動売買(EA)の数 | 多い | 少ない |
カスタムインジケーターの数 | 多い | 少ない |
サポート | 2019年サポート終了 | 継続中 |
向いている取引スタイル | デイトレード スイングトレード | スキャルピングトレード デイトレード スイングトレード |
MT4は2005年にリリースされた古いソフトですが、未だに海外FXでは主流の取引ソフトになっています。
MT4とMT5では開発言語が全く違うので、MT4向けに開発された自動売買ソフトやカスタムインジケーターはMT5で利用することができません。
また、MT4はマルチコアに対応していないので、どんなに性能のよいPCでも「もっさりしがち」という欠点もあります。
MT5の方が新しいソフトなので、自動売買ソフトやカスタムインジケーターを使用しない場合は、MT5用口座を開設するのがおすすめです。
MT4とMT5で手数料のかかるタイミングが違う
ゼロ口座では取引時に手数料が発生することを説明しましたが、「MT4用口座」と「MT5用口座」で取引手数料の発生するタイミングが異なります。
MT4用口座の場合
MT4用のゼロ口座の場合、手数料は損益を確定させる「決済注文時」に往復分がまとめて反映されます。
そしてこの時にかかる手数料のレートは、注文時のレートから決定されます。
例えば、1lot(10万通貨)の取引の場合、決済を行ったタイミングで10ドルの手数料が損益分から徴収されます。
MT5用口座の場合
MT5用のゼロ口座の場合、「新規注文時」と「決済注文時」にそれぞれ片道分の手数料が掛かります。
例えば、1lot(10万通貨)の取引の場合、注文をしてポジションを持ったタイミングで5ドル、決済をして損益を確定したタイミングで5ドルの手数料が損益分から徴収されます。
そして手数料は「新規注文時」「決済注文時」それぞれのレートから計算されます。
スキャルピングするならXM Zero口座が最もおすすめな理由
海外FXで「スキャルピングトレード」や「デイトレード」をするなら、XM Zero口座がおすすめです。
他の海外FX業者にも低スプレッド口座はありますが、私はXMのゼロ口座を最もおすすめしています。
理由は4つです。
XMでスキャルピングをするなら、2022年10月にリリースされたKIWAMI極口座がおすすめです。
ドル円やユーロドルなどのメジャー通貨ペアでは、ゼロ口座よりもKIWAMI極口座の方がスプレッドが狭くなっています。
しかも取引手数料無料。
スキャルピングをメインのトレード手法としているFX中上級者にはメイン口座としておすすめなのはもちろん、これからスキャルピングを行おうとしている方にもサブ口座としてもおすすめです。
実際に私もKIWAMI極口座を開設してトレードを行ってみたのですが、スキャルピングするならゼロ口座よりもKIWAMI極口座の方がおすすめです。
そのため、この先の記事はゼロ口座に興味がある方のみ読み進めていってください。
理由1:XMはFX業者としての信頼性・安全性が高いから
海外FXを利用する場合に第一に考えるべきなのは、その業者が信頼できるかという点です。
残念ながら海外FXにはまだまだ質の低い業者が多く、悪徳業者が好条件を提示して顧客に入金させ、出金を拒否するというような詐欺的行為が行われています。
そして、海外のFX業者は日本の金融庁の営業ライセンスを取得しているわけではないので、詐欺の被害に遭ってしまってもお金を取り返すことができません。
XMは世界各国で金融ライセンスを取得しており、日本で最も人気の高い海外FX業者なので、信頼性と安全性は極めて高いです。
XMは日本で最も検索されている海外FX業者
残念ながらFX業者のほとんどは利用者数やアクティブになっている口座数を公開していません。
これは日本の業者でも海外の業者でも同じです。
このような状況では、「Googleでどれだけ検索されているか」という指標で人気度を測ることができます。
今回は国内外で人気の5社で比較してみました。
海外FX業者
- XM
- GEMFOREX
- AXIORY
国内FX業者
- GMOクリック証券
- DMM FX
このようにXM(青)が圧倒的に検索されていることがわかります。
国内外のFX業者と比較しても、非常に人気の高い業者であることがわかります。
XMはゼロカット執行の実績がある
XMは2015年のスイスフランショック時にゼロカットを行った実績があります。
当時発表されたXMのリリースがこちらになります。
海外FXはゼロカットシステムを採用している業者が多いですが、「相場急変時に本当にゼロカットを実施したか」という点も信頼度を測る重要なポイントです。
FXDDという海外FX業者は、ゼロカットを約束していたにも関わらず、スイスフランショック時にロスカットを執行しなかったことで有名です。
ゼロカットとは、相場が急変してロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになってしまっても、マイナス分はFX業者が負担するというサービスです。
ゼロカットを採用している業者を利用していれば、トレーダーは借金を負うリスクがありません。
国内のFX業者では顧客の損失を取引業者が肩代わりすることが法律で禁止されているため、ゼロカットシステムを実装できず、常に借金(追証)のリスクがあります。
2015年1月15日にスイス国立銀行が政策変更をしたことで、対ユーロでスイスフランが最大41%暴騰した事件を言います。
多くの個人投資家やFX業者が負債を抱え、破産・倒産が発生しました。
日本国内のFX業者だけでも、顧客に対して34億円の追証が発生することになりました。
理由2:取引スペックに優れているから
XMは他のFX業者と比較して、取引スペックに優れています。
特に取引頻度の多くなるスキャルピングやデイトレードにおいては、取引スペックの優劣が利益にも大きな影響を与えます。
大手の海外FX業者で取引スペックを比較してみました。
約定力が高い
XMは海外FX業者の中でも約定力が非常に高いです。
スキャルピングやデイトレード用の口座選びでは、約定拒否が発生せず、スリッページが小さい業者を選ぶのがおすすめです。
大手海外FX業者が公表しているデータを比較してみます。
海外FXブローカー | 約定率 | 平均約定スピード |
---|---|---|
99.35% | 0.336秒 | |
99.70% | 0.450秒 | |
99.22% | 0.355秒 | |
99.84% | 0.326秒 |
約定力は各社公表しているデータの基準がバラバラなので、今回は比較できるデータを公開している業者のみを対象に表を作成しました。
海外FXはNDD方式を採用している業者が多いため、国内FX業者と比べて約定力が高い傾向にあります。
XMも他の海外FX業者と比較して高い水準の約定力であることがわかります。
資金効率の面で優れている
海外FXを利用するからには、安全性だけでなく資金効率も重要です。
資金効率が良ければ、少ない元手で大きな利益を狙うことが可能です。
特に国内と違い海外FXはレバレッジの制限もないため、資金管理に気を付けていれば効率よく利益を出すことが可能です。
この資金効率がどれだけ優れているかは、「最大レバレッジ」と「ロスカット水準」によって確認することができます。
- 最大レバレッジ
選択できる最大のレバレッジのことを言います。
レバレッジが高ければ高いほど、少ない資金でポジションを持つことが可能です。同じ資金で比較した場合、レバレッジが高いほうが少ない資金で同量のポジションを持つことができるので、有効証拠金を多く確保することができます。有効証拠金に余裕があれば、それだけ大きな損失にも耐えられるので安全になります。 - ロスカット水準
ロスカット水準とは、証拠金維持率の何パーセントでロスカットが執行されるかを表しています。
いくらレバレッジが高くても、ロスカット水準が高ければ取引に使用できる証拠金が少なくなってしまいます。
それでは早速表で比較してみましょう。
海外FXブローカー | 最大レバレッジ | ロスカットレベル |
---|---|---|
1000倍 | 20% | |
1000倍 | 50% | |
1000倍 | 20% | |
500倍 | 20% | |
500倍 | 30% | |
400倍 | 20% | |
400倍 | 0% |
理由3:初回最低入金額が低く、ECN口座初心者でもはじめやすいから
初回委最低入金額とは、取引を行うために最低限入金しなければいけない資金額を言います。
他の海外FX業者の初回最低入金額と比較をしてみると、次のような結果になります。
海外FX業者 | 初回最低入金額(円換算) |
---|---|
500円 | |
2万円 | |
20万円 | |
2万円 | |
10万円 |
XMのゼロ口座は他業者のECN口座と比較すると、「XM Zero口座は初回最低入金額がかなり低い」と言えます。
ECN口座での取引経験がない方にとっても、取っ付きやすい仕様になっています。
XMの最低入金額については、以下の記事で詳しく解説しています。
理由4:ゼロ口座の取引コストを大幅に抑える方法があるから
ネット上では「XMのZero口座は取引コストが高くなるからおすすめできない」という意見が大半です。
しかし、ある方法を使うことでXMのZero口座の取引コストは大幅に抑えることが可能です。
それはリベートキャッシュバックを利用するという方法です。
XMを長年使っているユーザーでも意外と知らない方が多いので、詳しく説明していきます。
他のFX業者と取引コストを比較してみる
ECN口座での取引コストは、スプレッドに加えて手数料も加味して考える必要があります。
低スプレッドのECN口座を提供しているFX業者で、「スプレッド+売買手数料」の取引コストを比較してみます。
海外FXブローカー | ECN口座の平均スプレッド | 取引手数料 | 平均取引コスト |
---|---|---|---|
0.1pips | 1.0pips | 1.1pips | |
0.33pips | 0.7pips | 1.03pips | |
0.2pips | 0.7pips | 0.9pips | |
0.4pips | 0.6pips | 1.0pips | |
0.3pips | 0.5pips | 0.8pips |
表で比較してみると、ECN口座での一回の取引に必要なコストは、XMが最も高く、Tradeviewが最も低いことがわかります。
リベートキャッシュバックってなに?
ここからが本題です。
リベートキャッシュバックとは、口座開設の紹介料の一部をトレーダーに還元するサービスを言います。
キャッシュバックサイトを経由して口座を開設することで、取引を行うたびに、取引量の一部をキャッシュバックとして受け取ることができます。
taritariの場合、還元率は以下の通りです。
つまり、1lotの取引を行うと8ドルのキャッシュバックが受け取れます。
自身でIB登録をして、キャッシュバックをする方法もあります。
XMでIB登録をして、作成したリンクから口座を作成することで、自分の取引のIB報酬を自分自身で受け取るという方法です。
しかし、肝心な還元率は取引ロット数によって決まります。
個人単位での取引量では還元率が低いので、大口のリベートキャッシュバックサービスを利用する方が還元率が高くなります。
リベートキャッシュバックはXM Zero口座で真価を発揮する
リベートキャッシュバックサービスを利用するデメリットは、
XMから提供されるボーナスを一切受け取れなくなる…という点です。
XMのスタンダート口座やマイクロ口座でリベートキャッシュバックを利用してしまうと、「口座開設ボーナス」「入金ボーナス」「ロイヤルティプログラム」がすべて利用不可になりますので、これはおすすめしません。
しかし、XM Zero口座にはもともと「入金ボーナス」「ロイヤルティプログラム」の対象外です。
もともとボーナスが存在しないXM Zero口座でリベートキャッシュバックを利用するのはメリットしかありません。
リベートキャッシュバックを含めた実取引コストをを比較してみる
それでは実際に、リベートキャッシュバックを利用した場合の実コストを検証してみましょう。
今回はキャッシュバックサービス大手の「taritari」で比較してみました。
海外FXブローカー | 平均取引コスト | 1lotあたりのキャッシュバック | キャッシュバック適用後 |
---|---|---|---|
1.1pips | 0.45pips | 0.65pips | |
1.03pips | 0.12pips | 0.91pips | |
0.9pips | 0.085pips | 0.815pips | |
1.0pips | 0.08pips | 0.92pips | |
0.8pips | 0.2pips | 0.6pips |
平均取引コストだけではXMが最も不利でしたが、キャッシュバックを含めると他の業者と比較しても取引コストが低いことがわかります。
また、taritariでXMのキャッシュバック口座を開設する場合は、2種類の口座タイプから選択可能です。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- 通常キャッシュバック口座(4USD/lot)
銀行送金等で出金するタイプのキャッシュバック口座 - オートリベート口座(4.5USD/lot)
キャッシュバック額を直接XMの取引口座に出金する口座
オートリベート口座は還元額が1lotの取引当たり4.5ドルと高額なので、私はオートリベート口座をおすすめしています。
還元率の高いキャッシュバックサイトを知りたい
有名なキャッシュバックサイトはいくつか存在しますが、XM利用者にとっては、現状「taritari」が最も還元率が高いです。
taritariの他にも以下のようなサイトが存在します。
キャッシュバックサイトの還元率を表で比較してみました。
キャッシュバックサイト | 還元率 (スタンダード口座/マイクロ口座) |
還元率 (Zero口座) |
---|---|---|
taritari | 7.5USD/lot | 3.75USD/lot |
RoyalCashBack | 0.65pips/lot | 0.65Pips/lot |
FinalCashBack | 6.0USD/lot | なし |
CashBackForex | 5.5USD/lot | 2.2USD/lot |
CashBackVictory | 0.65pips/lot | 0.3pips/lot |
また、出金に関する条件もまとめてみました。
キャッシュバックサイト | 手数料 | 最低出金額 | 出金可能時期 |
---|---|---|---|
taritari | 無料 | 1,500円 | 翌日 |
RoyalCashBack | 無料 | 5,000円 | 翌月20日 |
FinalCashBack | 無料 | 5,000円 | 翌月25日 |
CashBackForex | 40USD | 200USD | 翌月12日 |
CashBackVictory | 500円 | 5,000円 | 翌月末 |
期間限定で還元率アップなどのキャンペーンを実施している場合もあるので、キャッシュバックサイトの利用を検討している方は、各サイトの公式ページで確認してみてください!
また、XMのキャッシュバックに関しては、下の記事でより詳しく解説しています。
XMゼロ口座のイマイチな点
ECN方式のメリットを最大限活かせない
XMの採用している取引プラットフォームは「MT4」と「MT5」のみです。
ECN方式は電子取引所と直結してトレードが可能なのですが、「MT4」「MT5」では気配値や板情報を情報を見ることができません。
市場参加者が「どれくらいの価格」に「どれだけの量の注文をしているか」を視覚的に確認できるのがECN方式の強みなので、これを確認できないのがXMのZero口座の残念なポイントです。
cTraderを取引ツールに採用しているFX業者であれば、市場参加者の注文情報を確認することが可能です。
cTraderを採用している有名な業者としては
・AXIORY
・Tradeview
・FxPro
が有名です。
cTraderはワンクリック注文やポジションの部分決済が可能なので、スキャルピングにも最適な取引ツールとも言えます。
最大レバレッジが500倍に制限される
XMは口座タイプごとに最大レバレッジが決まっています。
- スタンダート口座→1000倍
- マイクロ口座→1000倍
- ゼロ口座→500倍
- KIWAMI極口座→1000倍
スタンダート口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座は最大レバレッジが1000倍なのに対して、
ゼロ口座は500倍が最大レバレッジになります。
また、総口座残高2万ドル相当(約200万円超)以降はスタンダート口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座と同じレバレッジ制限を受けます。
(レバレッジ制限は、口座単位ではなくアカウント単位の残高に対して適用されます。)
口座残高 | 口座残高2万ドル相当まで | 口座残高2万~10万ドル相当まで | 口座残高10万ドル相当以上 |
---|---|---|---|
スタンダート | 1,000倍 | 200倍 | 100倍 |
マイクロ | 1,000倍 | 200倍 | 100倍 |
KIWAMI極 | 1,000倍 | 200倍 | 100倍 |
XM Zero口座 | 500倍 | 200倍 | 100倍 |
cfdは低スプレッド+手数料の対象にならない
基本的にZero口座の取扱商品は「スタンダート/マイクロ口座」と変わりません。
しかしCFD商品は、「生スプレッド+手数料」の注文方式が適用されないので注意してください。
ECN方式の対象となる取扱商品は以下の通りです。
- 55種類の通貨ぺア
- GOLDとSILVER
XM Zero口座の注意点
スタンダード/マイクロ口座からゼロ口座に資金移動するとボーナス消失
スタンダート口座、またはマイクロ口座からゼロ口座に資金移動をする場合、ボーナスは移動せずに消滅します。
通常移動するボーナスは、口座残高と移動額の比率に基づいて決まります。
ボーナスが残っているスタンダート口座から、50%の資金をゼロ口座に資金振替した場合、スタンダート口座のボーナス50%が消滅してしまいます。
消滅したボーナスは二度と元に戻らないので十分注意してください。
入金ボーナス・ロイヤリティプログラムの対象外になる
上でも書きましたが、ゼロ口座は「入金ボーナス」「ロイヤルティプログラム」の対象外になります。
唯一適用されるボーナスは、「口座開設ボーナス」のみなので注意が必要です。
手数料を経費として計上するのはハードルが高い
XM Zero口座の取引手数料は経費として計上することが可能です。
しかしMetatraderを利用している場合、取引履歴にはすでに手数料が差し引かれた形で記載されるので、取引費用の内訳まで確認ができません。
上で書いた通り、MT5用口座の場合は「新規注文時」「決済注文時」で手数料のレートがも変動します。
1回1回の取引で掛かった手数料を、個別で算出して計上しなければいけないので、「手数料を経費として計上する」というのはハードルがかなり高いと言えます。
「スタンダード/マイクロ口座」と「Zero口座」どちらを選ぶか迷ったら?
「スタンダード/マイクロ口座」と「Zero口座」で迷っている場合は、
2つのポイントで口座タイプを選んでみましょう。
- 短期取引か中長期取引か
- 資金効率優先か安定性優先か
1.短期取引か中長期取引か
FXにはポジションの所有期間で大きく3つのトレードスタイルに分けられます。
- スキャルピングトレード
一日に何度も売買を繰り返すトレードスタイル - デイトレード
一日のうちに取引を完結させるトレードスタイル - スイングトレード
数日から数カ月で取引を完結させるトレードスタイル
このうちXM Zero口座に適しているのは「スキャルピングトレード」や「デイトレード」です。
高頻度で売買を行う場合においては、取引コストが低いほうが有利と言えます。
2.資金効率優先か安定性優先か
1.の内容だけみると、常にZero口座が有利のように思ってしまいそうですが実はそうではありません。
「スタンダート/マイクロ口座」の強みは「入金ボーナス」と「ロイヤルティプログラム」の対象になっている点です。
「スタンダート/マイクロ口座」のほうが、少ない資金でポジションを持つことができるので、
少ない資金で大きな利益を狙う「資金効率重視」のトレードに向いています。
一方でZero口座は口座開設時のボーナス以外一切受け取ることができないので、大きな資金で安定志向のトレードを行う場合に向いています。
XMでの口座開設方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。