「今持っているポジション、どれくらい価格が逆行したらロスカットされるの?」
「そもそもロスカットされないためのロット数ってどうやって決めればいいの?」
このような疑問をお持ちの方向けの内容です。
着実に資産を増やすのであれば、ロスカットは絶対に避けなければいけません。
この記事では、XMでロスカットを防ぐために必要な知識や具体的な計算方法について解説していきます。
【基礎知識】そもそもFXのロスカットってなに?
ロスカットとは、損失が拡大して証拠金維持率が一定の水準に達した時、
FX業者がポジションを強制決済する制度のことです。
FXは多くの場合レバレッジをかけて取引をするので、損失額が口座残高を超えてしまうリスクがあります。
口座残高以上の損失からトレーダーを守るための仕組みとして、ロスカット制度が存在します。
- ストップアウト
ロスカットと同じ意味です。 - 強制ロスカット
ロスカットと同じ意味です。 - ストップロス
損切りラインのこと。
MetaTraderの注文画面ではSL(Stop loss)から逆指値の注文ができます。 - ゼロカット
相場急変時にロスカットが間に合わず、口座残高がマイナスになってしまったとき、業者側が損失補填をして残高を0に戻す制度のこと。
下の項目でも詳しく解説しています。
ロスカットの理解に必要な「証拠金維持率」の知識
ロスカットの仕組みを理解するためには、証拠金維持率について知っておく必要があります。
有効証拠金と必要証拠金の比率を表す数値です。
証拠金維持率は、ポジションを持っているときに取引ソフト上に表示されます。
以下の式で計算ができます。
必要証拠金、有効証拠金についてもおさらいしておきましょう。
- 必要証拠金
ポジションを持つために必要な証拠金。 - 有効証拠金
取引に利用可能なすべての証拠金の合計。
XMの場合、口座残高・ボーナス残高・評価損益の合計が有効証拠金となる。
ポジションを持っている状態で為替レートが変動すると、評価損益も変化します。
価格が逆行しすぎると評価損益のマイナスが膨らみ、結果的に有効証拠金が減っていきます。
有効証拠金が減ると、必要証拠金に対する有効証拠金の比率が下がるので、証拠金維持率が減少します。
ロスカットが執行される水準(%)を表しています。
FX業者ごとに決められていて、数値が低ければ低いほど大きな損失に耐えられることを意味しています。
「ロスカットレベル」という言葉も、ロスカット水準と同じ意味で使われます。
必要証拠金や有効証拠金がイマイチよくわかっていない…という方へ
「有効証拠金や必要証拠金についてもっと詳しくしりたい!」という方は、以下の記事で詳しく解説しています。
XMの計算機ツールの使い方については、以下の記事で詳しく紹介しています。
証拠金維持率が低下すると「マージンコール⇒ロスカット」の順に発動する
ポジションを持っている状態で相場が逆行すると、
まずはマージンコールが発動して、証拠金維持率の低下をトレーダーに警告します。
更に相場が逆行してしまい、証拠金維持率がロスカット水準に到達してしまうと、ロスカットが自動的に発動してポジションが強制決済されます。
ロスカットやマージンコールが発動する証拠金維持率について詳しく見てきましょう!
XMのロスカット水準は20パーセント!
XMのロスカット水準は20%に設定されています。
つまり、ポジションを持っている状態で損失が拡大して、
証拠金維持率が20%に達してしまうとロスカットが発動します。
具体的には、証拠金維持率が20%になったタイミングで、最も含み損が大きいポジションが強制決済されます。
ポジションが一部強制決済されると、必要証拠金が減少するので証拠金維持率が回復します。
これで証拠金維持率が20%より大きくなれば、他のポジションの強制決済は免れます。
しかし、さらに相場が逆行を続けるようであれば「証拠金維持率が20%に到達するたびに含み損の大きなポジションから強制決済」という流れです。
XMのロスカット水準は世界的に見てもかなり低く設定されている
ロスカット水準が20%というのは、世界のFX業者の中でもかなり低い水準です。
XMのロスカット水準を国内FX業者や他の海外FXと比較してみます。
FX業者 | 国内or海外 | ロスカット水準 |
---|---|---|
XM | 海外 | 20% |
TitanFX | 海外 | 20% |
AXIORY | 海外 | 20% |
BigBoss | 海外 | 20% |
LANDFX | 海外 | 30% |
GemForex | 海外 | 50% |
FxPro | 海外 | 50% |
DMM FX | 国内 | 50% |
YJFX! | 国内 | 50% |
みんなのFX | 国内 | 70% |
ヒロセ通商 | 国内 | 100% |
Tradeview | 海外 | 100% |
海外のFX業者はロスカット水準20~50%程度が多いようです。
一方で、日本国内のFX業者は50~100%程度が主流ということがわかります。
XMでは証拠金維持率50パーセントでマージンコールが発動する
XMでは、損失が拡大して証拠金維持率が50%に到達すると、
ロスカットの前にマージンコールが発動します。
マージンコール(Margin Call)というのは、
マージンコールの状態に突入すると、
再び証拠金維持率が100%まで回復するまで、追加でポジションを取得することができなくなります。
マージンコールが発動すると、MetaTraderの「ターミナル/ツールボックス」→「取引」の残高が表示されている帯が赤くハイライトされます。
ただし、XM側からメール等の通知が行われるわけではないので注意してください!
XMでマージンコールが発動しても追証の必要はない!
国内のFX業者の場合、マージンコールが発動すると、証拠金維持率を回復させるために何らかの対処を迫られます。
具体的には「追加入金」または「ポジションの一部決済」です。
追証は追加証拠金の略です。
メール等で指定された期限までに証拠金維持率が回復しないと、
ロスカット水準に達する前にポジションが強制決済されてしまいます。
以下の画像は、私が利用しているYJFX!(国内FX業者)でマージンコールが発動したときのメールです。
一方、XMは国内FX業者と違い「追証なし」の業者なので、
マージンコールが発動しても証拠金維持率を回復させる義務はありません。
追加入金も求められませんし、ポジションを一部決済する必要もありません。
ロスカット水準である証拠金維持率20%まで粘ることができます。
XMでロスカットを回避するためにはどうしたらいい?
XMでロスカットを回避するためには、計画的なトレードを行うことが重要です。
具体的には、以下の3点に注意をしましょう。
①損切りレートをきちんと設定する
ロスカットのリスクを抑えた「安全なトレード」をするためには、
トレード毎に損切りレートをしっかり設定することが重要です。
「どこまで下落したら」「何pips逆行したら」など、トレード手法によって損切ラインの設定方法は様々ですが、1回1回の取引ごとに損切りポイントをしっかり設定しておくことが重要です。
勝率100%のトレード方法は存在しません。
つまり、損失を出してしまうのも想定内でなければならないのです。
②損切り時の損失に合わせて適切な量を注文する
損切りラインを設定したら、次に適切なロット数を見極めましょう。
いくら損切りポイントをしっかり設定していても、注文時のロット数が適切でないと、
一回の取引で大きく資産を失うリスクがあります。
一回のトレードで大きな損失を負ってしまうと、それを取り戻すためには大きな利回りが必要になります。
ロット数の正しい決め方については、資金管理の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください!
③損切りレートに達したら迷わず損切りする
損切りレートを決め、適切なロット数で注文ができたら、あとは自身で設定したルール通りにトレードを行うだけです。
ただ、結局取引を行うのは人間なので、
ルール通りにトレードをするためのメンタル力も必要になります。
人間は誰しも損をしたくなですから、予め設定した損切りレートに達したとき「何か理由を見つけてあと少し粘りたい」と考えてしまいがちですが、このような状況でも自分を律することのできる精神力が必要になります。
人は自分の予想ができていない状況に陥ってしまうと、焦りから適切な判断ができなくなってしまいます。
自分自身で「想定外」を作ってしまい、あらぬ損失を生まないためにも、すべてのシーンにおいて「ルールに厳格に立ち回る」ということが重要です。
「今まさにロスカットされそう!助けて!」という場合の対処法
損失が拡大していて、ロスカットされたらどうしよう(涙)
という方がこの記事を読んでいるかもしれません。
「証拠金維持率が既に低下している」という方がロスカットを回避のためにできる選択は5つしかありません。
現在のあなたの状況に合わせて適切に判断をしてください。
対処法①:ポジションを一部決済する
ロスカットを回避するためには、とにかく証拠金維持率を回復させる必要があります。
「ロスカットされそうだけど、相場が反転する見込みも大きい」
という場合は、ポジションの一部を決済するのがオススメです。
ポジションの一部を決済すると、必要証拠金が減少するので証拠金維持率が回復します。
まず「どのレートまで逆行を許容するか」を必ず決めましょう。
次に、そのレートより下で証拠金維持率20%にするためには、どれくらいの量のポジションを一部決済すべきか調べる必要があります。
対処法②:追加で入金する
「損切りをせずに粘りたい…でもロスカットは避けたい」
という場合は、追加で入金をするしかありません。
XMは入金ボーナスもあるので、実際に入金した金額以上の有効証拠金を得ることができます。
対処法③:両建てをする
XMでは、現在持っているポジションと同じ量の両建てをすることで、必要証拠金が0になります。
一時的に損益をロックできるので、状況判断を先延ばしにすることができます。
もし相場の方向性が見えるまでポジションを固定したいという場合は、両建てを使うのも一つの方法です。
ただし、スプレッドによる損失で口座残高にも多少ダメージがあるので、より慎重なトレードが求められます。
対処法④:XMPをボーナスに換金して口座に入れる
もしXMP(XMポイント)を持っている場合は、
ボーナスに換金して指定の口座に入れることで、証拠金維持率を回復させることができます。
XMPは現金にも換金できますが、換金比がボーナスのほうが大きいので、「証拠金維持率を回復させる」という目的を重視するならボーナスに変換するのがおすすめです。
XMPについては、以下の記事で詳しく解説しています。
対処法⑤:何もしない
相場が逆行していて証拠金維持率が低下している状況でも、ロスカット水準に達するまでに相場が反転する見込みが大きい場合は、何もしないというのも手です。
この場合、しっかりロスカットレートを計算しましょう。
そして、ロスカットレートまでに相場が反転しそうか、できるだけ客観的な視点で判断しましょう。
反転の見込みが大きければ「なにもしない」のもアリです。
逆に見込みが小さければ潔く「損切り」がオススメです。
XMでスグに使えるロスカット計算のやり方
「トレード前に、ロスカットレートを知っておきたい」
「今持っているポジション、どれくらい価格が逆行したらロスカットされるのか知りたい」
このような疑問を解決するためには、ロスカット計算を行う必要があります。
確かに計算式から手作業でロスカットレートを求めるのは少し大変ですが、便利な計算ツールもあるので心配はいりません!
一方で、ロスカット計算の仕組みまで興味があるよ!という方は、計算式からロスカットレートを求める方法も知っておくとよいかもしれません。
計算ツールで簡単にロスカット計算をする方法
簡単にロスカット計算したい場合は、日野ソフトウェアさんが開発している「証拠金シミュレーター」というツールが便利です。
ページに飛ぶと、取引パラメータの入力画面が表示されます。
それぞれのパラメータについて解説します。
- 純資産額
取引口座の有効証拠金を入力しましょう。
有効証拠金は口座残高+ボーナス残高の値です。 - 通貨ペア
取引をする通貨ペアを選択します。 - 売買
買い(ロング)ポジションを持つか、売り(ショート)ポジションを持つか選択します。 - 最大レバレッジ
取引口座に予め設定している口座レバレッジを入力します。 - レート
ポジション取得時のレートを入力します。
これから注文を行うシーンでは、「現在のレート」をクリックして自動で現在のレートを取得するのが便利です。 - 取引数量
取得するポジションの大きさを入力します。
日野ソフトウェアさんの証拠金シミュレーターは、国内FXで主流の1ロット=1万通貨がベースになっています。
XMの場合、スタンダード/XM Zero口座は1ロット=10万通貨、マイクロ口座は1ロット=1000通貨と単位が違うので入力時は注意してください。 - ロスカット証拠金維持率
ロスカット水準を入力します。
XMのロスカット水準は20%で固定なので、20%を選択します。 - 利確pips(オプション)
ポジション取得時の価格から何pipsのプラスで利確を行うか決まっている場合は入力しましょう。
利確時の利益額を確認することができます。 - 損切りpips(オプション)
ポジション取得時の価格から何pipsのプラスで利確を行うか決まっている場合は入力しましょう。
損切り時の損失額を確認することができます。
今回は以下の想定で、注文前にロスカットレートを確認するやり方を解説します。
- 自己資金(有効証拠金)30万円
- 使用する口座はXM スタンダード口座
- 通貨ペアはUSDJPY
- 買いポジションを取得
- 取得するロットは2ロット(200,000通貨)
- ポジションを取得時の為替レートは1ドル=108.075円
実際に証拠金シミュレーターに入力するとこんな感じになります。
注意すべきはやはり「取引数量」の項目です。
「スタンダード」「XM Zero」「KIWAMI極」口座であれば、1ロットは10万通貨なので、2ロット注文したい場合は枠内に「20」と入力する必要があります。
XMの口座タイプについては、以下の記事で詳しく解説しています。
そうすると、次のような計算結果が表示されました。
ロスカットレートの項目を見ると、ロスカットが発動するドル円の価格と、ロスカットまでの値幅(pips)が表示されます。
それぞれの項目の詳細は以下の通りです。
- 必要証拠金
1万通貨あたりの必要証拠金が表示されます。 - 合計必要証拠金
入力したロット数あたりの必要証拠金が表示されます。
今回のケースでは、2ロットのポジションを持つ場合の必要証拠金です。 - 維持率100%レート
証拠金維持率が100%になる為替レートと、現在のレートからの値幅(pips)を確認できます。
証拠金維持率100%というのは、有効証拠金と必要証拠金が同額になるタイミングです。 - 維持率100%損失
証拠金維持率が100%に達した時の損失額(含み損額)が表示されます。 - ロスカットレート
ロスカット水準に達した時の為替レートと現在のレートからの値幅(pips)が表示されます。
今回はロスカット水準20%と事前に入力しているので、証拠金維持率が20%になった場合のレートと値幅(pips)が確認できます。 - ロスカット損失
ロスカット水準にに達した時の損失額が表示されます。 - レバレッジ
枠外の右上に書かれている「レバレッジ」には、現在のトレードの実効レバレッジが表示されています。
どのレートでロスカットされるか、ポジションを取得してから何pipsの逆行に耐えられるかは「ロスカットレート」の項目を確認すれば一目でわかります!
注意点としては、含み損益が反映されている「有効証拠金」を「純資産額」の項目に入力する必要があります。
ロスカットレートを計算式から求める方法
次に、計算式から手動でロスカットレートを求める方法を解説します。
以下のような計算ステップが必要です。
- 必要証拠金を計算する
- ロスカット水準に達したときの有効証拠金を計算する
- ロスカット時の損失金額を計算する
- ロスカット時の損失金額からロスカットまでの値幅とロスカットレートを計算する
- 自己資金(有効証拠金)20万円
- 使用する口座はXM スタンダード口座
- 通貨ペアはUSDJPY
- 買いポジションを取得
- 取得するロットは2ロット(200,000通貨)
- ポジションを取得時の為替レートは1ドル=100.00円
①必要証拠金を計算する
まずは、ポジションを取得したときの必要証拠金を求める必要があります。
必要証拠金は、以下の式で求められます。
1ロット=10万通貨、最大レバレッジ1000倍なので、
約22,000円と計算できます。
②ロスカット水準に達したときの有効証拠金を計算する
次に、ロスカット水準と必要証拠金から、ロスカット時の有効証拠金を求めます。
ロスカット時の有効証拠金は以下のように計算式で求められます。
実際に数値を代入してみると…
ロスカット時に残る有効証拠金は、約4,504円ということがわかりました。
③ロスカット時の損失金額を計算する
次に、ロスカット時の有効証拠金から、ロスカットが発動した場合の損失金額を求めます。
こちらを計算すると…
ロスカットが発動すると、295,496円の損失が発生することがわかります。
④ロスカット時の損失金額からロスカットまでの値幅とロスカットレートを計算する
最後に、ロスカット時の損失金額からロスカットが発動するまでの値幅(pips)とロスカットレートを求めます。
まずは1pipsあたりの損失額を求めます。
今回は2ロット(200,000通貨)のドル円ロングポジションを持つ想定なので、
1pipsレートが下落すると、2,000円の損失が発生することがわかります。
次に、ロスカット時の損失金額と1pipsあたりの損失額から、ロスカットまでの値幅(pips)を求めます。
で計算できるので、
ロスカットされるまでに、147.7pipsの逆行に耐えられることがわかりました。
ポジション取得時のレートから147.7pips下落したときのレートは、
「ロスカットレートは、1ドル=98.523円のとき」と求めることができます。
XMはロスカット後に残高がマイナスになっても追証がない【ゼロカットシステム】
XMはゼロカットシステムを採用しているので、
ロスカット発動後に口座残高がマイナスになってしまっても追加入金の必要はありません。
ゼロカットシステムとは、トレーダーを入金額以上の損失から守るための制度のことです。
相場が瞬間的に大きく場面では、FX業者側のロスカットが間に合わず、決済後に口座残高がマイナスになってしまうことがあります。
自動で口座残高が0に戻ることから「ゼロカットシステム」と呼ばれています。
ゼロカットシステムはほとんどの海外FX業者で導入されていますが、日本国内のFX業者には存在しない制度なので注意が必要です。
もし、日本国内のFX業者で口座残高がマイナスになってしまった場合、マイナス分は全てトレーダー側が補填する義務が生じます。
XMのような「ゼロカットあり」のFX業者を使っていれば、入金額以上の損失を求められることはないので…
これはなぜかというと、日本では法律で顧客の損失を取引業者が肩代わりする行為が禁止されているからです。
「金融商品取引法(抄) 第39条 損失補填等の禁止」
海外FX業者は、海外の法律に則って運営されているので、日本の法律の適用外となります。
ゼロカットの執行条件や、実際に口座残高がマイナスになってしまった後の適切な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています!
XMのロスカットに関する「よくある質問」
XMのロスカットに何か設定は必要?
XMのロスカットは自動的にシステムが行うので、
トレーダー側が何かを設定する必要はありません。
XMは国内FX業者に比べてロスカットされやすいってホント?
国内FX業者と同じ条件で取引をして、XMがロスカットされやすいということはありません。
XMの最大レバレッジは1000倍なので、
同じ量の資金を用意しても、国内FX業者より多くのポジションを持つことが可能になっています。
これが原因で、FX初心者がXMでポジションを持ちすぎてしまい、簡単にロスカットされてしまう…ということは十分にあります。
「どのような条件でロスカットが発動するか理解する」
「想定外のロスカットを発生させないための適切なポジション量を注文する」
上記2つをしっかり理解して実行していれば、XMが国内FX業者よりロスカットされにくいということは絶対にありません。
これは「XMに預けている資産(有効証拠金)の1000倍の大きさの取引まで可能」ということを意味しています。
このような、レバレッジを口座レバレッジ、または最大レバレッジと言います。
一方で実効レバレッジというのは、
「ポジションを持っているとき、XMに預けている資産(有効証拠金)の何倍の取引をしているか」を表しています。
つまり、必ずしも口座レバレッジの最大値まで実効レバレッジをかけてトレードをする必要はないのです。
「口座レバレッジは1000倍でも、実際に行っているトレードは実効レバレッジが10倍」というのは普通です。
ちなみにXMでトレードをするなら、
口座レバレッジは1000倍に設定しておくのがおすすめです。
口座レバレッジが高いと、それだけ必要証拠金が小さくて済むというのが理由です。
詳しくは以下の記事で解説しています。
複数口座を持っているときロスカットは他の口座に影響を与える?
一つの口座でロスカットが発動しても、他の口座に影響を与えることはありません。
XMでは最大8つの口座を同時に持つことが可能です。
XMのロスカットは「口座ごと」に発動するので、他の口座のポジションが強制的に決済されたり、資金が流用されるようなこともありません。
ロスカット発動する証拠金維持率は20%?19%?
XMでは証拠金維持率が20%以下になったとき、瞬間的にロスカットが発動します。
20.5%のように、20%より大きな数値であればギリギリは発動しません。