TradingViewでフィボナッチリトレースメントを簡単に表示する方法はないかな?
そもそもフィボナッチってどうやって使うものなの?
本記事ではこのような悩みに答えます。
TradingViewには、フィボナッチリトレースメントとフィボエクステンション(エクスパンション)を自動で描画してくれるインジケーターが搭載されているため、簡単にフィボナッチを表示できます。
もちろん、手動で描画も可能です。
この記事では、TradingViewでフィボナッチを自動で表示させる方法と手動で表示させる方法を解説します。
また、フィボナッチの実践的な使い方や、TradingViewで利用可能なその他のフィボナッチ系ツールについてもご紹介していきます。
- TradingViewでフィボナッチを自動・手動で表示させる方法
- フィボナッチのトレードにおける実践的な使い方
- TradingViewのその他フィボナッチ系ツールについて
TradingViewのフィボナッチとは?
FXでフィボナッチというと、主にフィボナッチリトレースメントのことを指します。
詳しく見ていきましょう。
フィボナッチリトレースメントについて
フィボナッチリトレースメントとは、フィボナッチ数列に基づいた比率を使って、相場の押し目や戻りを分析するテクニカル指標です。
フィボナッチ数列とは、最初の2つの数字が0と1から始まり、その次の数字が前の2つの数字の合計になる数列のことです。
つまり、0、1、1、2、3、5、8、13、21、34…と続く数列になります。
この数列は、自然界のさまざまな部分(例えば、花びらの数、貝殻の形、渦巻きのパターンなど)に見られます。
またフィボナッチ数列は、隣り合う数字の比率が黄金比(1:1.618…)と一致するのも大きな特徴です。
そのためフィボナッチ数列は、数学や科学はもちろん、アートや建築など多くの分野で使用されています。
フィボナッチリトレースメントは、直近の安値から高値(または高値から安値)を基準に、フィボナッチ数列に基づいた比率である0%、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、78.6%、100.0%等にラインを引いたものです。
不思議とそのラインで価格が反応することが多いんです。
自然界の法則がチャート上にも現れるといったところでしょうか。
上のチャートは、上昇トレンドにフィボナッチリトレースメント表示させたものですが、安値が1(100%)、高値が0(0%)となり、間にフィボナッチ比率によるラインが引かれているのがわかります。
これらのラインは、相場が反転する可能性の高いポイントとして、上昇トレンドの場合は押し目買い、下降トレンドの場合は戻り売りの目安となります。
TradingViewのフィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクステンション(エクスパンション)の違い
TradingViewにはフィボナッチ系のツールが複数ありますが、フィボナッチリトレースメントに次いで、多くのトレーダーに利用されているのがフィボナッチエクステンションです。
TradingViewのフィボナッチエクステンションは、MT4・MT5ではフィボナッチエクスパンションとなっています。
名前は微妙に違いますが、両者は同じものになります。
フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクステンションは、共にフィボナッチ数列を基にして価格の動きを予測するテクニカル指標ですが、違いは予測に使われるタイミングです。
フィボナッチリトレースメントは、トレンド内において価格が一時的にどれだけ逆方向へ向かうか(押し目・戻り)を予測するのに使われます。
それに対してフィボナッチエクステンションは、トレンド内の価格の逆行(押し目・戻り)が終わった後、トレンド方向にどれだけ価格が動くかの予測に使われるのが一般的です。
例えば、以下のチャートのように、上昇トレンドの押し目を付けたと思われるポイントで、今後価格がどれだけ動くのかを予測するのにフィボナッチエクステンションは大いに役立ちます。
上のチャートにフィボナッチエクステンションを表示させ、ある程度時間をおいたのが以下のチャートです。
結果的には、押し目前の上昇分(100%)を超える上昇になりましたが、途中の0.382(38.2%)、0.786(78.6%)といったラインで価格が反応しているのがわかります。
このようにフィボナッチエクステンションは、価格推移の予測に使えるので、利益確定ポイントやサポート・レジスタンスラインの見極めに役立ちます。
TradingViewのフィボナッチの表示・設定方法
TradingViewでは、フィボナッチを自動で表示させることもできますし、手動で表示させることもできます。
ここからは、TradingViewでフィボナッチを表示させる方法や、設定方法について解説していきます。
TradingViewでフィボナッチを自動表示させる方法
TradingViewでは、フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクステンションを自動で表示してくれるインジケーターがあります。
それぞれ順番に解説していきます。
フィボナッチリトレースメントを自動描画するインジケーター
TradingViewでフィボナッチリトレースメントを自動で表示するには、
デフォルトのインジケーターである「Auto Fib Retracement」を使用します。
「Auto Fib Retracement」を使うには、TradingViewのチャート画面の「インジケーター」から進み、「Auto Fib Retracement(オート・フィボナッチ・リトレースメント)」を選択してください。
検索窓に「フィボナッチ」と入力しても出てきます。
直近のトレンドに対して、自動でフィボナッチリトレースメントが描画されます。
トレンドの起点や終点を自分で設定することなく表示されるので、これまでフィボナッチリトレースメントを使ったことがない方にもおすすめです。
MT4やMT5だとフィボナッチは全て手動で描画しなくてはいけません。
MT4・MT5でフィボナッチリトレースメントを自動で表示させるには、カスタムインジケーターをダウンロードする必要があります。
フィボナッチエクステンションを自動描画する「Auto Fib Extension」
TradingViewでは「Auto Fib Extension」というインジケーターを使うと、フィボナッチエクステンションも自動で表示させられます。
「Auto Fib Extension」を使うには、チャート画面の「インジケーター」から進み、「Auto Fib Extension(オート・フィボナッチ・エクステンション)」を選択しましょう。
自動でトレンドの起点と押し目・戻りが設定され、フィボナッチエクステンションが描画されます。
自分で何も設定する必要がなく、自動でフィボナッチエクステンションが表示されるので、価格が急騰・急落した際など、急いで利益確定の目安やレジスタンスとなるポイントを知りたい場合に便利です。
その他フィボナッチを自動描画するインジケーター
TradingViewでは、フィボナッチリトレースメントを自動描画してくれるインジケーターが他にもいくつかあります。
その中でもおすすめなのが以下の3つです。
- FibLines
- Auto Fibonacci Retracement Levels MTF
- Auto Intraday Fibonacci Levels
「FibLines」は、指定した期間内の最高値と最安値を基に、フィボナッチリトレースメントを描画してくれるインジケーターです。
期間は自由に設定できます。
例えば、1時間足で期間を「200」に設定すると、直近の200本分の1時間足の最高値と最安値を基に、自動でフィボナッチリトレースメントが描画されます。
そのため、長くトレンドが発生している場合に役立つインジケーターです。
「Auto Fibonacci Retracement Levels MTF」は、表示させている時間足と異なる時間足のフィボナッチリトレースメントを自動で表示できるインジケーターです。
ちなみに「MTF」というのはマルチタイムフレームの略です。
「Auto Fibo Lenth」でフィボナッチを引く期間を設定し、「Time Frame」でフィボナッチの時間足を設定します。
上のチャートは「Auto Fibo Lenth=30、Time Frame=4時間」の設定なので、4時間足の直近30本分の最高値と最安値を基にしたフィボナッチリトレースメントが、15分足に表示されていることになります。
マルチタイムフレーム分析を取り入れている方にはおすすめのインジケーターです。
「Auto Intraday Fibonacci Levels」は、当日の最高値と最安値を基に、自動でフィボナッチリトレースメント描画してくれるインジケーターになります。
高値・安値が更新されると、フィボナッチリトレースメントも引き直されるのが特徴です。
また、当日だけでなく、過去の分もその日の最高値と最安値を基にフィボナッチリトレースメントが描画されるため、どのラインで反応しやすいかを確認することができます。
デイトレーダーにはおすすめのインジケーターと言えるでしょう。
これら3つのインジケーターは、チャート画面上のインジケーターからそれぞれのインジケーター名で検索すると出てくるので、気になるものがあれば試してみてください。
もちろん全て無料で利用可能です。
TradingViewでフィボナッチを手動で表示させる手順
ここからは、フィボナッチを手動で表示させる手順についても見ていきます。
細かく高値・安値を設定してフィボナッチを表示させるには、やはり手動で描画するのが一番です。
フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクステンションでは、描画の仕方が少し違います。
それぞれ順番に解説していきます。
フィボナッチリトレースメントを手動で描画する手順
フィボナッチリトレースメントの描画方法は以下の通りです。
- 上昇トレンド:安値から高値にラインを引く
- 下降トレンド:高値から安値にラインを引く
フィボナッチリトレースメントの場合は、シンプルにトレンドの安値と高値を結ぶだけです。
まずは、チャート左上の「Gan and Fibnacci tools(ギャン&フィボナッチツール)」アイコンを展開し、「フィボナッチリトレースメント」を選択します。
上のチャートのような上昇トレンドにフィボナッチリトレースメントを描画する場合、まずはトレンドの起点となる安値(下落トレンドの場合は高値)を決めます。
十字カーソルを安値に合わせてクリックしましょう。
あとはトレンドの高値をクリックするとフィボナッチリトレースメントが描画されます。
下落トレンドの場合は、①高値→②安値という順番でクリックするとフィボナッチリトレースメントが描画されます。
ちなみに、高値・安値を正確にクリックしたい場合は、マグネットネットモードをオンにすることをおすすめします。
文字通り、磁石のような形をしているアイコンです。
マグネットモードとは、カーソルが磁石のように高値・安値に自動的に引き寄せられる機能のことです。
そのため、高値・安値を正確に捉えることができ、トレンドラインなどを引く際などにも役立ちます。
なお、マグネットモードは「強いマグネット」と「弱いマグネット」のいずれかの選択が可能です。
フィボナッチエクステンションを手動で描画する手順
フィボナッチエクステンションの描画方法は以下の通りです。
- 上昇トレンド:安値から高値、高値から押し目の安値にラインを引く
- 下降トレンド:高値から安値、安値から戻りの高値にラインを引く
まずは、チャート左上の「Gan and Fibnacci tools(ギャン&フィボナッチツール)」アイコンを展開し、「フィボナッチエクステンション」を選択します。
トレンドの起点となる①安値(下落トレンドの場合は高値)を決めます。
十字カーソルを安値に合わせてクリックしましょう。
次に「②高値→③押し目」という順番でクリックします。
①から②の上昇トレンドに対してのフィボナッチエクステンションが描画されました。
下降トレンドの場合は以下の通りです。
「①高値→②安値→③戻り」という順番にクリックしてフィボナッチエクステンションを描画します。
TradingViewのフィボナッチの設定方法
TradingViewのフィボナッチは、リトレースメント・エクステンション共にデフォルトの状態で何の問題なく使用できますが、カスタマイズすることもできます。
変更できる項目はフィボナッチリトレースメント・エクステンションで同じで、以下の通りです。
- トレンドラインを表示させるかどうか
- ラインの太さ・種類
- ラインの延長(左・右)
- フィボナッチの値と各種ラインの表示・非表示、色の設定
- 背景の透明度
- フィボナッチを反転させるかどうか
- 価格の表示・非表示
- フィボナッチの値の表示形式
- フィボナッチの値の表示位置
- フォントサイズ
また、フィボナッチを手動で表示した場合と、インジケーターを使って自動表示した場合でも変更できる項目はほぼ同じになります。
設定を変更するには、まずは表示してあるフィボナッチの高値または安値にカーソルを合わせて白丸を表示させます。
それをクリックもしくは右クリックし「設定」から進んでください。
上から順番に以下の設定を変更できます。
- トレンドラインを表示させるかどうか
- ラインの太さ・種類
- ラインの延長(左・右)
- フィボナッチの値と各種ラインの表示・非表示、色の設定
なお、④の設定に関しては「0%・23.6%・38.2%・61.8%・100%」といった部分は変更せずにデフォルトのまま表示させることをおすすめします。
さらに設定画面を下にスクロールすると、以下の変更が可能です。
- 背景の透明度
- フィボナッチを反転させるかどうか
- 価格の表示・非表示
- フィボナッチの値の表示形式
- フィボナッチの値の表示位置
- フォントサイズ
このあたりは外観に関する細かな設定になりますので、気になる部分があれば色々試してみてください。
ちなみに私は⑧の部分をパーセンテージに変更して、フィボナッチの値の表示形式を「%」にしています。
全ての設定を終え、「OK」をクリックすると変更が反映されます。
インジケーターを使ってフィボナッチを自動表示した場合のカスタマイズは、インジケーターの「設定」アイコンから行います。
なお、「Auto Fib Retracement」と「Auto Fib Extension」では設定項目はほぼ同じで、以下の通りです。
一部英語表記ですが、設定項目は先程確認した手動のフィボナッチとほぼ同じです。
- 「偏差・深さ」:フィボナッチの描画に用いる偏差と深さ
- 「Reverse」:フィボナッチを反転させるかどうか
- 「Extend Left | Extend Right」:ラインの延長(左・右)
- 「Show Prices」:価格の表示・非表示
- 「Show Levels」:フィボナッチの値の表示形式
- 「ラベルの位置」:フィボナッチの値の表示位置
- 「Background Transparency」:背景の透明度
- フィボナッチの値と各種ラインの表示・非表示、色の設定
違うのは①の「偏差・深さ」の部分で、この数値を大きくするとフィボナッチを引く範囲が広がり、小さくすると狭くなります。
思い通りの位置にフィボナッチが引かれない場合は「偏差・深さ」を調整してみましょう。
TradingViewのフィボナッチの実践的な使い方
フィボナッチの基本的な使い方に関しては前述した通りで、フィボナッチリトレースメントが押し目・戻りの予測に、フィボナッチエクステンションはトレンド方向に価格がどれだけ動くかを予測するのに大いに役立ちます。
そのため、実際のトレードの場面では、エントリーの判断にフィボナッチリトレースメントを、利益確定の判断にフィボナッチエクステンションを用いるのが一般的です。
中でも、フィボナッチラインの「23.6%」「38.2%」「61.8%」は価格が反応しやすく、エントリー・利益確定の狙い所となります。
上のチャートは、ドル円の日足チャートにフィボナッチリトレースメントを表示させたものですが、最初「23.6%」で価格が反応するも続かず、「38.2%」をスルーして「61.8%」で強く反発しているのがわかります。
このように、特に「61.8%」は多くのトレーダーから意識されやすく、価格が反応しやすい傾向があります。
したがって、この「61.8%」ラインと他のインジケーター(ボリンジャーバンド・一目均衡表など)が重なった場合や、エリオット波動の第3波が重なった場合などは絶好のエントリーポイントになります。
逆に言うと、「61.8%」を簡単にブレイクするようだと、トレンド転換の可能性が高まるので注意が必要です。
トレンドの勢いが強い場合は「23.6%」が押し目・戻りになりやすいので、トレンドの強弱にも注意しましょう。
フィボナッチエクステンションの場合も「23.6%」「38.2%」「61.8%」のラインが意識される傾向にあり、中でも「61.8%」が最も意識されやすいラインになります。
このように、フィボナッチを実際のトレードに使う場合には、「23.6%」「38.2%」「61.8%」のラインを意識するようにしましょう。
TradingViewのフィボナッチの注意点
TradingViewのフィボナッチの注意点は以下の通りです。
- 自動描画の場合は何度も引き直すことが必要な場合がある
- 手動描画の場合は主観が入る
- 必ず価格が反応するとは限らない
「Auto Fib Retracement」と「Auto Fib Extension」のインジケーターによる自動描画は、トレンドの形状や時間足によっては、自分が思う高値・安値からのフィボナッチを引いてくれない場合があります。
そうした場合は設定を調整して、何度もラインを引き直す必要があるので注意が必要です。
また、ライン付近で価格が全く反応していない場合や、相場の変化によって高値・安値が更新された場合もラインの引き直しが必要になります。
次に、手動で描画する場合に注意したいのが、相場に対する主観が入ってしまうことです。
例えば、短期足の上昇トレンドにフィボナッチを引いたとしても、長期足では下落トレンドが続いている場合などは、そもそものフィボナッチの始点と終点が間違っている場合があります。
そのような場合、当然ながらフィボナッチは機能しません。
見ている時間軸や、意識しているサポート・レジスタンスによって個人の主観が入りやすいので、手動でフィボナッチを描画する際には注意しましょう。
フィボナッチを手動で描画する際にはマルチタイムフレーム分析が必要ですね。
3つ目の注意点は、フィボナッチは万能ではないということです。
これはどんなテクニカルにも当てはまることですが、フィボナッチにも機能しない時が必ずあります。
そのため、フィボナッチのみでエントリーやエグジットの判断をするのではなく、他のインジケーターも組み合わせて総合的に判断することをおすすめします。
なお、フィボナッチと組み合わせるのにおすすめのインジケーターは以下の通りです。
- ボリンジャーバンド
- MACD
- ピボットポイント
- RSI
- 一目均衡表
他にもあるTradingViewのフィボナッチ系ツール
TradingViewでは、フィボナッチリトレースメント・エクステンション以外にも、以下のフィボナッチ系ツールを利用できます。
- フィボナッチ・チャネル
- フィボナッチ・タイムゾーン
- フィボナッチ・ファン
- フィボナッチ・タイムエクステンション
- フィボナッチ・サークル
- フィボナッチ・スパイラル
- フィボナッチ・アーク
- フィボナッチ・ウェッジ
いずれもチャート左上の「Gan and Fibnacci tools(ギャン&フィボナッチツール)」アイコンから表示可能です。
これらのツールは、基本的にフィボナッチリトレースメント・エクステンションと同様、フィボナッチラインをチャート上に表示するものです。
違うのは表示形式になります。
例えば、フィボナッチ・チャネルは以下の通り。
ベースとなるトレンドラインに対し、フィボナッチの値に基づいたトレンドラインが引かれるというものです。
フィボナッチ・ファンは以下の通り。
ちなみに、ファンとは「扇」を意味します。
このように、高値と安値を結んだラインを中心に、フィボナッチに基づいたラインが扇状に引かれます。
フィボナッチ・アークの場合は以下の通り。
ちなみに、アークとは「円弧」を意味します。
このように、高値と安値を結んだラインを中心に、フィボナッチに基づいた円弧が同心円状に引かれます。
フィボナッチ・タイムゾーンの場合は、他のツールとは異なり、日数に対してフィボナッチの値に基づいたラインが引かれます。
フィボナッチ・タイムゾーンは、ライン付近での大幅な価格変動や相場の転換点を予測するために使われます。
TradingViewにはこうした様々なフィボナッチ系のツールがあるので、気になるものがあればぜひ試してみてください。
色々あっておもしろいですね。
まとめ
ここまでTradingViewのフィボナッチについて詳しく見てきました。
TradingViewでは、手動でフィボナッチを簡単に描画できるのはもちろん、自動で描画してくれる便利なインジケーターがあるのもおわかりいただけたかと思います。
最後にTradingViewのフィボナッチの表示方法をまとめておきます。
- 自動描画→「Auto Fib Retracement」を利用
- 手動描画→上昇トレンドは安値から高値にラインを引き、下降トレンドは高値から安値にラインを引く
- 自動描画→「Auto Fib Extension」を利用
- 手動描画→上昇トレンドでは安値から高値、高値から押し目の安値にラインを引き、下降トレンドでは高値から安値、安値から戻りの高値にラインを引く
フィボナッチの各ラインは、多くのトレーダーが意識するポイントです。
特に「23.6%」「38.2%」「61.8%」のラインは価格が反応しやすいので、注意深く値動きを確認し、トレードに活かしていきましょう。