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TradingViewで移動平均線はこう使え!活用テクニックを紹介

A子さん

TradingViewで移動平均線を使う方法を知りたい

Aさん

移動平均線を使ったオススメのトレード手法はある?

本記事はこのような疑問に答えていきます。

全世界に1,550万人以上の利用者がいるTradingViewは、利用できるインジケータの数が圧倒的に多いことも人気の理由のひとつです。

TradingViewには、デフォルトのインジケーターだけで100種類以上、「コミュニティスクリプト」で公開されているユーザー考案のインジケーターも含めると、その数は10万種類以上にのぼります。

ユウ

もちろん、今回取り上げる移動平均線もありますよ。

移動平均線は、トレンドの傾きやトレンド転換の判断を行うことができ、ゴールデンクロスやデッドクロスによって、エントリーやエグジットのポイントが割り出せる便利な指標です。

実際のトレードに利用されている方も多いのではないでしょうか?

そこでここではTradingViewで移動平均線を表示させる方法や使い方、おすすめのトレード手法について詳しく解説していきます。

この記事で分かること
  • TradingViewで移動平均線を使う方法
  • そもそも移動平均線とは?
  • TradingViewの移動平均線を使ったおすすめのトレード手法
目次

TradingViewで移動平均線(MA)を使う方法

TradingViewで移動平均線を使うのにおすすめな方法は、以下のインジケーターを表示させることです。

  • SMA/EMA Switcher
  • SMA(単純移動平均)

詳しく解説していきます。

コミュニティスクリプトから「SMA/EMA Switcher」を表示

「SMA/EMA Switcher」は、3本の移動平均線を表示させてくれるインジケーターです。

TradingViewは無料プランの場合、インジケーターが3つまでしか表示されないので、1つのインジケーターで、3つの移動平均線を表示させてくれる「SMA/EMA Switcher」は重宝します。

SMAとEMAのどちらにも対応しているという点も便利な点です。

まずはTradingViewのチャート画面から「インジケーター」をクリックしましょう。

検索窓に「SMA/EMA Switcher」と入力すると、インジケーターが表示されますので、「SMA/EMA Switcher」を選択してください。

「SMA/EMA Switcher」はデフォルトのインジケーターではありません.。
そのため「SMA/EMA Switcher」と打ち込まないと表示されませんので注意しましょう。

チャート上にインジケーターが表示されます。

3本の移動平均線は、それぞれ短期筋・中期筋・長期筋と見立てて設定することが多いです。

デフォルトの移動平均線は緑色のラインが20、黄色が75、紫が100に設定されていますが、「設定」から変更可能です。

そのほか、インジケーターの色なども設定から変更できます。

TradingViewには、Webブラウザ・デスクトップアプリ・スマートフォンアプリとありますが、チャートを保存すると全てのチャートが100%同期するので、それぞれのチャートで同じインジケーターが表示されることになります。

デフォルトインジケーター「SMA(単純移動平均)」を表示

SMA(単純移動平均)は、SMAとEMAに加えて、SMMA、WMA、VWMAの5種類のラインを描写可能です。

エンベロープはTradingViewのデフォルトのインジケーターになるので、表示させるには「インジケーター」から進み、一覧から「SMA(単純移動平均)」を選択しましょう。

ユウ

検索窓に「SMA(単純移動平均)」と入力しても出てきます。

1本のラインが描写されていることが分かります。

パラメーターやラインの種類は設定から変更可能です。

変更できる項目は以下の通り。

  1. 期間:数値を変更することで、分析したい投機筋を選べます。
  2. ソース:ローソク足のどの部分で1つの期間とするか設定できます。(デフォルトは終値)
  3. オフセット:ローソク足1本分左右にずらせます。マイナスは左に移動し、プラスは右に移動します。(デフォルトは0)
  4. メソッド:ラインの種類を選択できます(デフォルトは「SMA」)
  5. 期間:平滑化ラインの期間を設定できます。(デフォルトは5)
  6. Timeframe:インジケーターを描写する時間足を変更できます。(デフォルトはチャート。全ての時間足に描写するという意味)
ユウ

1の期間は必ず設定しましょう。用途によりますが、デイトレードでかつ取引を行う時間足で見たい場合は、20~26くらいの数値が人気です。

このほか、移動平均線の色も変更可能です。

その他移動平均線を分析できるインジケーター

先にあげた2つのインジケーター以外にも、TradingViewのコミュニティスクリプト内には移動平均線を描写するインジケーターがいくつかあります。

主なものは次の3つです。

移動平均線を描写するインジケーター
MA Strategy Emperor insiliconot

パーフェクトオーダーが揃ったときに教えてくれます。
パーフェクトオーダーというのは、全ての移動平均線が同じ傾きで交わることなく平行に進んでいる状態です。
強いトレンドを意味し、順張りに役立ちます。

SMA Directional Matrix

複数の時間足の移動平均線の傾きを教えてくれます。
時間足の傾きが揃うと、トレンドは強力になり、エントリーに強い根拠が生まれるのでおすすめです。

MA Cross – Multi-Timeframe

移動平均線のエントリーやエグジットのサインであるゴールデンクロスやデッドクロスが起こった時にアラームで教えてくれるインジケーターです。
アラームをセットすれば、チャートを注視する必要がないので、時間を効率的に使うことができます。

インジケーターの検索窓にそれぞれインジケーター名を打ち込むと表示させられます。

MA Strategy Emperor insiliconotは、パーフェクトオーダー出現時に「▼」のマークをつけてくれます。

SMA Directional Matrixはチャート上にサブウィンドウが出現し、各時間足の傾きを描写します。

MA Cross – Multi-Timeframeは、ゴールデンクロスとデッドクロスにアラームを設定できます。

MA Cross – Multi-Timeframeのアラームの設定の仕方

MA Cross – Multi-Timeframe導入後、アラート作成画面を表示させます。

「価格」と表示されている部分を「インジケーター名」に変えます。(今回の場合はMA-X・240を選択)

「Fast MA」と表示されている部分を「MA Cross」に変えます。

「作成」を選択して、アラートをセットすればアラートがセットされます。

スマホを使って移動平均線を設定する方法

TradingViewのスマホアプリを起動させ、「チャート」をタップします。

「インジケーターボタン」をタップします。

インジケーターの一覧が表示されるので、「MA」と検索し、必要なインジケーターを選びましょう。

今回はSMA(単純移動平均)を選んでみます。

選んだインジケーターがチャート画面に適用されます。

そもそも移動平均線とは?

ここではこれまで移動平均線に触れたことがない方向けに、移動平均線とはどのようなものなのかを解説します。

ユウ

移動平均線の基本的な解説になるので、知ってるよという方は次の「TradingViewでの移動平均線(MA)を使ったおすすめトレード手法」まで進んでください。

指定した期間の平均値をラインで描写

移動平均線と言っても、描写するラインによって計算方法が異なります。

よく使われる単純移動平均線(SMA)の場合は、例えば、数値が5である場合、直近5日間の終値を合計し、5で割った値をラインとして描写します。

つまり、あくまでも移動平均線は過去の相場の分析を行うということです。

過去の相場の分析を行っているので、現在の相場とはずれが生じます。

数値が低いほど、現在の相場に対して敏感の反応しますが、情報量が少ないので、ダマシも多くなる傾向があります。

情報量が少ないというのは、例えば、5という数値に対して200という数値で比べた場合、5日分のデーターより200日分のデーターの方が精度が高いということです。

短期線・中期線・長期線により相場を分析

移動平均線で使われる数値は以下の通りです。

短期線5・6・10・12
中期線20・25・50・75・89
長期線100・144・200・233

短期線・中期線・長期線とはそもそも何なのかについてですが、投機筋と考えてください。

例えば、短期線が表しているのは、短期で取引するタイプのトレーダーと考えます。

中期線であれば、中期で取引するタイプのトレーダーが参入し、長期線であれば、長期で取引するタイプのトレーダーが参入します。

よく、短期線が中期線や長期線を上に抜いたらゴールデンクロスだから「買い」でエントリーだという分析方法がありますが、何を意味しているのかというと、中長期筋のトレードを、短期筋のトレーダーが一時的に抜いているということです。

短期筋のトレーダーが買いまくってるということですね。

短期筋のトレーダーが買いまくるとどうなるかというと、損切り設定されている売りポジションがどんどん利確され、買い注文が加速し、トレンドが形成されるということです。

加えて、ゴールデンクロスなどを見たトレーダーがさらに買い足すという現象が起こります。

そんな理屈なんて必要ない、勝てれば良いと考えるトレーダーも多いでしょうし、それは正解です。

必ずしもインジケーターの意味を理解する必要はなく、手法を覚えればそれを使って再現性の高いトレードをすれば構いません。

解説したものも1つの考え方でもあり、他にも様々な仮説が存在します。

しかし、自分なりに仮説を作って、どういう理屈でインジケーターを利用するのか知っておけば応用も効きます。

数値は何を選べばよいのか?

紹介した数値は、ニュースやレポートでよく使われている数値なので、参考にしている資料を基にデータを選んでも良いです。

例えば、取引を行っている業者のセミナーやレポートが短期線を「5」に設定しているならば、自分も5にするといったように。

1つの基軸の数値を決めて、1つの時間足で、上位足の移動平均線を表示されるという方法もあります。

例えば、15分足で「20」という数値を設定した場合、1時間足では4倍の「80」となります。

4時間足ではさらに4倍の「320」という数値になりますね。

このように設定すると15分足で、1時間足と4時間足の20のMAも確認できるという分析も仕方もあります。

傾きにより相場の方向性が分かる

パーフェクトオーダーに代表されるように、移動平均線には傾きによって、トレンドの方向性を分析できます。

例えば、200MAが上向きだが、20MAは下向きだ、とした場合、長期筋では上昇トレンドで、短期筋では下降トレンドだ、と考えることができます。

パーフェクトオーダーの状態というのは、全ての移動平均線が同一の方向に傾くということで、ポジショントレーダーやスイングトレーダー、デイトレーダーといった様々な時間足で取引する投資家の解釈が一致するということです。

移動平均線ではレンジの状態も把握しやすいです。

レンジ状態になると、移動平均線から傾きが消えます。

ゴールデンクロスやデッドクロスが起こり、短期筋が動けば、再びトレンドが発生する可能性が高まるので、レンジからのトレンドを察知する能力も高いです。

レジサポとして利用できる

レジサポとは、チャートが反発する価格のことです。

サポートは、上昇の反発。

レジスタンスは下降の反発を意味し、併せてレジサポと呼ばれています。

移動平均線もレジサポとして使えますが、常時使えるわけではありません。

コツとしては、過去のチャートを見て反応している場合、次も反応するかもしれないと考えます。

例えば、下図のチャートのように、①と②が反応したから③も反応するだろうというように考えます。

③はピンポイントでは反応してませんが、上位足になればなるほど、インジケーターのピンポイントの反応は難しくなります。

重要なことは、トレードに参加している投資家が意識しているという点です。

移動平均線のレジサポが効いていて意識したから、早めに下降したという解釈も可能です。

テクニカル分析で勝つためには?

トレードでテクニカル分析で勝つためには、レジサポを探す必要があります。

反応するレジサポさえ割り出せればトレードには勝てます。

それだけ、レジサポを割り出すのは難しく、移動平均線だけのレジサポでトレードするのは無謀と言えます。

複数の根拠が重なった場合に初めてトレードに参加しましょう。

ゴールデンクロス・デッドクロスによるエントリーやエグジット

移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスは、エントリーやエグジットでよく使用されます。

短期線が長期線を下から上へ突き抜けることがゴールデンクロス。

短期線が長期線を上から下へ突き抜けることをデッドクロスといいます。

ゴールデンクロスや、デッドクロスはエントリーやエグジットのサインとして良く使われています。

代表的な移動平均線は単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)

移動平均線を描写するラインには複数種類がありますが、よく使われるものとしては、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)があります。

単純移動平均線(SMA)は、一定期間の価格の合計値を平均したものです。

指数平滑移動平均線(EMA)の場合、直近の価格をより重視して計算するため、現在の相場に対して、単純移動平均線(SMA)よりも敏感に反応し、トレンドの感知が早まります。

計算方法としては、一定期間の価格の合計値を足して、更に直近の価格を追加で足した後、期間に1を足して平均値を出します。

例えば、数値を5に設定したとすると、期間1~5の価格の合計に期間5の価格を足した後、6で割るということです。

TradingViewでの移動平均線を使ったおすすめトレード方法

ここからは、TradingViewで移動平均乖離率を示すインジケーター「SMA(単純移動平均)」と「SMA/EMA Switcher」を使ったトレード手法について解説していきます。

SMA(単純移動平均)を使い環境を分析

SMAでは、移動平均線の傾きを利用し、トレンドの分析を行います。

傾きが上向きならば上昇トレンド。

下向きならば下降トレンド。

傾きがないならばレンジです。

例えば、日足で分析する場合、数値5でラインを描写すると、過去5日間の平均値を描写してくれます。

相場があまり動かない土日も含めるという点には注意が必要です。

1時間足で、日足の数値5を描写したいという場合は、5×24=120で設定しましょう。

1h足を見つつ、日足の短期筋の動きが把握できます。

傾きによるトレンドの分析だけではなく、上位足のレジサポも確認可能です。

工夫次第で様々な分析が行えます。

ただし、TradingViewの無料バージョンでは、インジケーターは同時に3つしか描写できないので注意してください。

SMA/EMA Switcherを使ってゴールデンクロス・デッドクロスを狙ったトレンドフォロー

SMA/EMA Switcherは、1つのインジケーターで3つの移動平均線を描写でき、人気が高いラインであるSMAとEMAの切り替えもできる便利なインジケーターです。

3つのラインがあるので、ゴールデンクロスとデッドクロスによって、エントリーやエグジットが行えます。

EMAの方がサインが早く、SMAの方がサインが遅いです。

EMAはサインが早い分、ダマシも多くなると考えましょう。

【最強】GMMAのねじれでトレンド転換を狙う

GMMAとは移動平均線を10本使用し、5本を短期筋、5本を長期筋と見立てて分析できるインジケーターです。

10本の移動平均線を使っており、より情報が多いため、精密な分析が行えます。

GMMAではトレンドの強弱を束の幅で判断でき、トレンドが強いほど束が広く、大きくなっていきます。

GMMAでトレンド変換を狙う手法ですが、ねじれとゴールデンクロスとデッドクロスを使います。

2本の線の時と比べて、GMMAのゴールデンクロスとデッドクロスは発生しにくいため、より強力なサインとしてエントリーやエグジットに利用可能です。

短期線が捻じれ、長期線に近づいてきた場合、トレンド転換が近いと判断できます。

ポジションを保有している場合は、決済の目安にできます。

短期線が捻じれた後、長期線に近づき、短期線が長期線を上に抜ければゴールデンクロス。

短期線が長期線を下に抜けば、デッドクロスです。

GMMAの良い点は、ゴールデンクロスやデッドクロスが起こる前に、捻じれを確認できる点です。

いきなりクロスされるのではなく、事前に教えてくれるので、トレードしやすくなります。

トレードは平静で、急にサインが来て狼狽してしまうと、いつもとは違う行動をとってしまって手法の厳守ができなくなるものです。

TradingViewの移動平均線に関するよくある質問

ここからはTradingViewの移動平均線に関するよくある質問に答えていきます。何かわからないことがあった際の参考にしてみてください。

TradingViewでは移動平均線でスクリーニングできますか?

TradingViewでは移動平均線のスクリーニングが可能です。

SMA50を上回るというものとSMA50を下回るというものを選択できます。

TradingViewの有料版では移動平均線のインジケーターもグレードアップしますか?

TradingViewの有料版は、表示できる画面が増えたり広告が表示されなくなりますが、新たな移動平均線のインジケーターが増えたりはしません。

ただし、1画面に同時に表示できるインジケーターの数は、無料版が3つまでなのに対し、有料版では5〜25個同時に表示できるので、複数の移動平均線に関するインジケーターの表示が可能です。

無料版のままで移動平均線を増やしたい場合は、SMA/EMA SwitcherやGMMAといったインジケーターを使ってみましょう。

「SMA/EMA Switcher」のPineコードが知りたい

TradingViewのチャート上に「SMA/EMA Switcher」を表示すると確認できます。

「詳細」→「ソースコード」と進むとPineコードが表示されます。

TradingViewの移動平均線まとめ

移動平均線は世界中の多くのトレーダーが使用するインジケーターです。

そのため、移動平均線から派生したGMMAなどの精度の高いインジケーターは多く、カスタムインジケーターも投資家に広く使われています。

TradingViewでは複数の移動平均線を示すインジケーターがありますが、おすすめなのは「SMA/EMA Switcher」と「SMA(単純移動平均)」です。

ぜひ、移動平均線を上手に活用して、トレードを重ねていきましょう。

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この記事を書いた人

FX歴8年目の専業トレーダー。2018年に国内FXから海外FXへ移行。ゼロカット・ハイレバを活用した低リスクトレードで生計を立てている。現在はIS6FX、XM、BigBossを主に利用中。元Web系エンジニア。

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